Netflixの人気サイコ・サスペンスドラマ『YOU ―君がすべて―』で主人公ジョー・ゴールドバーグを演じるペン・バッジリーが、「シーズン4ではセックスシーンを減らしたい」と依頼したと明かしている。
結婚が理由…?
『YOU』は、こよなく本を愛するストーカー気質の殺人者ジョーが、愛する女性たちと繰り広げる狂気の恋愛をブラックユーモアに絡めつつ、ダークに描くシリーズ。各シーズンでペン演じるジョーは、相手役の女性キャラクターと大胆かつ濃厚なセックスシーンを数多く見せている。
しかし、最新となるシーズン4でペンは、ある要望をシリーズのクリエイターに申し出たそうだ。米ポッドキャスト番組『Podcrushed(原題)』にペンが出演した際、「番組でクリエイターを務めるセラ・ギャンブルに、“もう親密なシーンをやらなくてもいいですか?”と訊いたんだ」と明かした。「実はこのことについては、番組の出演を受ける前に決めていたことなんだ。公言したことはないと思うけど、その主な理由の一つは、“いつも恋愛作品の主人公になるだけのキャリアに、自分を戻したいのだろうか?”という疑問に起因しているんだ。それに僕にとっては、どの恋愛関係でも、特に結婚生活における貞操観念は重要で、ただ、そういうシーンをやりたくないという地点まで辿り着いたんだよ」
ポジティブな反応
俳優として進んでいる方向性と、自分が演じるジョーのキャラクター像に疑問を抱き始めていたというペンは、こう説明を続けている。「セラに、“僕の望みは(セックスシーンが)100から0になることだ”と言ったよ。とはいえ僕は出演契約と番組にサインしたし、自分が何をしたかは理解している。番組コンセプトのDNAからセックスを取り覗くことは出来ないから、“どれだけ少なくできるか?”というのがポイントだったんだ。それが彼らに対する僕の質問だったんだよ。彼女は瞬きもせず、僕が正直に話したことをとても喜んでくれて、ある種のパワーをもらったよ。彼女は本当にポジティブな反応を示してくれて、僕の率直さと、合理的かつ現実的であることを評価してくれた。彼らは、信じられないほど(セックスシーンを)カットしてくれたよ」
主演俳優のリクエストを快く受け入れたクリエイターの処遇により、シーズン4でペンは、より望ましい環境で仕事が出来るようになったようだ。またペンは、新たな恋のお相手となるケイト(シャーロット・リッチー)と情熱的なセックスシーンを見せるよりも、身体的なアクションを要するシーンが増えたことも気に入っているとも述べていた。
『YOU ―君がすべて―』シーズン1~3、シーズン4前半パートはNetflixにて独占配信中。シーズン4後半パートは、3月9日(木)に配信スタート。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『YOU ―君がすべて―』© 2022 Netflix, Inc.