『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』重要人物ラリス・ストロング役のマシュー・ニーダムにインタビュー!「シーズン2について公言したら命はないと言われている」

エミー賞史上最多受賞シリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』から200年前を舞台にしたスピンオフ作品で七国王を統治する〈ターガリエン家〉の王位継承争いを描いた『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』。3月15日(水)より、シーズン1の4K UHD、ブルーレイ、DVDの各コンプリート・ボックスの発売とDVDレンタルが開始。これを記念して、ラリス・ストロング役を演じたマシュー・ニーダムにインタビュー! 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の撮影現場、印象的なシーンや注目してほしいシーン、『ゲーム・オブ・スローンズ』で好きなキャラクター、日本のファンへのメッセージなどを語った。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』ラリス・ストロングとは

ヴィセーリス1世治下の審問長。新しく王の手となった父ライオネルと、兄ハーウィンを火事を仕組んで殺し、王妃アリセントに取り入る。足が不自由で杖をついている。シーズン1では、いまだ生存しているキャラクター。

マシュー・ニーダム インタビュー全文

シーズン2について公言したら命はないと(笑)

――演じられたラリス・ストロングの魅力と、役作りで大変だったことはありますか?また、シーズン2の製作が決定していますが、次章でのラリス・ストロングはどのようなポジションになっていきますか?
マシュー・ニーダム:シーズン2については公言したら命はない(笑)と言われているので、何も言えないし、私自身もあまり知らない。そのかわりシーズン1の話をするが、ラリスは杖をついて歩く役なので、(スタッフに)プロトタイプの杖をお願いして(それを使って練習した)。年老いてお金に困ったら、その杖を売ってお金にしようと思う(笑)そうやって体を慣らしていく必要があった。撮影で急にやろうとしても無理がある。ラリスは新キャラなので、これは他の役者たちも一緒だと思うのだけど、手探り状態で演じている感じだった。彼が最終的にどうなるかわからないしね。

――壮大なセットや美術品に囲まれた撮影だったかと思いますが、撮影現場の様子はいかがでしたか?
マシュー・ニーダム:本当にそこにいるかのような感じのする素晴らしいセットなんだ。(他の作品で撮影をしていると)セットが薄汚かったり、安っぽく感じられたりして、もちろん映像にすると美しく映るわけだけど、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』では、リアルかつ壮大なセットが組まれたので、そんなことはなく、とても演じやすかった。

――そこまで想像力を使う必要がないわけですね?
私がそもそも想像力を使うことなんて、まずないね(笑)

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『ゲーム・オブ・スローンズ』は一旦忘れるようにした

――他のキャストとはどのように過ごされましたか?
マシュー・ニーダム:私の場合、常時撮影現場にいたわけではなく、1~2日かけて撮影しては、そのあと数ヶ月離れたりするという具合だった。撮影開始時はコーンウォール州でのロケが2週間続いたのだけど、他のキャストメンバーと食事に行ったりしたものだ。エピソード3はサリー州での撮影で、あの時もみんなで少し食事をしたりした。それ以外は人に会うことはなかった。いつも初登校日という気分だったよ。だから、これから楽しみなのはね…あ、だめだ、言えない、ネタバレになる(笑)

――『ゲーム・オブ・スローンズ』はもともとご覧になっていましたか?また、本作に参加されていかがですか?
マシュー・ニーダム:『ゲーム・オブ・スローンズ』は見ていたけれど、一旦忘れるように意識しなければならなかった。あまりにも素晴らしく、あまりにも人に愛されたシリーズの後を追うのは奇妙なものだ。そこを意識しすぎてしまうと、「これをやるのに何の意味があるの?」などと変なことを考えてしまう。とはいえ、やはりこういうシリーズに出演し、あの世界に登場させてもらえ、みんなのリアクションを堪能できるのは素晴らしいことだ。

――ある程度は距離を置くことも大事なのでしょうね?
そうだね。

――原作「炎と血」は読みましたか?ジョージ・R・R・マーティンとはお話しできました?
マシュー・ニーダム:話はしていないね。(残念ながら)彼とは夜にテキストを送り合うような間柄ではない(笑)サイン入りの原作は持ってるよ。引退したら売ってお金にする。

――万が一に備えてですね?
マシュー・ニーダム:そう、対策は必要だ(笑)

一番王にふさわしいと思うキャラは?

――現時点で個人的に一番王にふさわしいと思うキャラクターは誰ですか?また、どのキャラクターも屈折した一面を持っていますが、好きなキャラクターがいたら理由と共に教えてください。
マシュー・ニーダム:レイニスだね。(彼女が王座についたなら)いろいろなトラブルを回避できたはずだ。

――『ゲーム・オブ・スローンズ』で好きなキャラクターは?ラリスに近いと思われるキャラクターは?
マシュー・ニーダム:お気に入りは誰かな…わからない。近いキャラクターについて言うと、これは広く言われていることだが、ラリスはリトルフィンガーとヴァリスを掛け合わせたようなキャラクターだ。名前そのものがそれを物語っている。そしてヴァリスとリトルフィンガーの特徴を持ちつつも、原作では何を考えているのかわからないのっぺりとしたところがある。策略家ではあるけれど、捕まらないあたりは狡猾さが窺える。なので、ヴァリスやリトルフィンガーと似通ったところはありながらも、特有の奇妙なキャラクターだと思う。

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テイクごとに違う演技を

――『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で、印象的なシーンや注目してほしいシーンを理由とともに教えてください。
マシュー・ニーダム:一番好きなエピソードは5話と8話なんだ。これはラリスがフィーチャーされているからなのだけど。ただ、自分の趣味を押し付けるわけにはいかないので、それぞれにお気に入りのエピソードができたら嬉しいね。

――『ゲースロ』の人気エピソード「落とし子の戦い」を監督したミゲル・サポチニクが本作でもいくつかのエピソードで監督を務めていますが、演出や演技指導などはありましたか?
マシュー・ニーダム:彼は素晴らしい監督だ。細かいところまで行き届いているし、意気揚々と取り組む人だ。彼とは複数のテイクを重ねて撮ることが多かったのだけど、テイクごとに違う演技を促してくれた。事前の打ち合わせもなく、(自分の出番の)撮影の初日に初めて顔を合わせたので、最初はすごく緊張したけれど、そんな必要はなかった。

――役作りについての話し合いもなかったのですか?
マシュー・ニーダム:お互いにアイデアを出し合ったりして、(撮影中に)あれこれ試すようなことをした。演技は監督との協業作業だった。

日本のファンへメッセージ

――日本に行ったことはありますか?また日本で行ってみたい場所や、やってみたいことはありますか?
マシュー・ニーダム:まだ行ったことはないので行きたくてしょうがないよ!

――行きたいスポットは?
マシュー・ニーダム:お勧めはどこ?

――紅葉シーズンなら京都。あとは東京とか大阪とか。
マシュー・ニーダム:東京には行きたいね。

――本作を楽しみにしている、日本のファンへメッセージをお願いします。
マシュー・ニーダム:シリーズを是非楽しみにしてください。DVDは特典が盛りだくさんです。見てくれたら嬉しいです。

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4K ULTRA HDコンプリート・ボックス スチールブック仕様(4枚組)
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■ハウス・オブ・ザ・ドラゴン <シーズン1>4K ULTRA HDコンプリート・ボックス(4枚組)
価格:15,000円(税込み)/品番:1000824619
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■DVDレンタル Vol.1~Vol.5*特典映像収録内容
ウェスタロスへようこそ/新たな治世/ウェスタロスへの帰還|メイキング映像&インタビュー/“「双竜の舞踏」前日譚”~原作:ジョージ・R・R・マーティンによる解説/王国の最盛期/2つの名家/赤の王城(レッド・キープ)を巡って/再び七王国の世界を創る/キャラクター紹介※レーティング R-15:本作には、一部に15歳未満の鑑賞には不適切な表現が含まれています。
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
◇予告編:https://youtu.be/EVmUWC2ODe0
◇公式サイト:https://warnerbros.co.jp/tv/house-of-the-dragon/

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』House of the Dragon © 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc. © 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.