『オレンジ・イズ・ニューブラック』ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、56歳で逝去

Netflixの女囚コメディドラマ『オレンジ・イズ・ニューブラック』シーズン4で同性愛者の刑務官、デジ・ピスカテラ役を演じたブラッド・ウィリアム・ヘンケが、56歳で逝去した。米Varietyが報じている。

プロフットボール選手から俳優に

代理人によれば、ブラッドは現地時間11月29日(火)に亡くなり、死因は明かされていないとのこと。1966年4月10日、米ネブラスカ州コロンバスに生まれたブラッドはアリゾナ大学でフットボールチームに入り、チームのキャプテンとして活動。その後、NFL(米プロアメリカンフットボールリーグ)のチームで選手として活躍したブラッドは、1990年にはデンバー・ブロンコスのディフェンスラインとしてスーパーボウルに出場した。

1994年に負傷してプロフットボール界から引退したブラッドは、俳優としてキャリアをスタート。1996年公開のコメディ映画『ミスター・クレイジー』でスクリーンデビューを飾り、『ER 緊急救命室』や『デクスター ~警察官は殺人鬼』『LOST』、『JUSTIFIED 俺の正義』、『シェイムレス 俺たちに恥はない』、『GRIMM/グリム』など数多くの人気ドラマシリーズにゲスト出演。その他にも、ロマンチック・コメディ映画『ダメ男がモテる本当の理由』やコメディ映画『ヒップスター』、SFアクション大作映画『パシフィック・リム』などに登場し、映画界でも活躍した。

亡くなる前は、『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』シーズン23にゲストとして姿を見せ、遺作は2022年に米国公開されたコメディ映画『Block Party Juneteenth(原題)』となっている。
ドラマシリーズと映画で幅広い活躍を見せてくれた、ブラッドのご冥福を心よりお祈りいたします。(海外ドラマNAVI)

Photo:ブラッド・ウィリアム・ヘンケ©NYKC/FAMOUS