打ち切り救済『マニフェスト』ジョシュ・ダラス、もう一つファンに感謝したいこと

米NBCにてシーズン3で打ち切りとなった後、Netflixに救済されて最終章となるシーズン4が製作されることになった『MANIFEST/マニフェスト』。ファイナルシーズンパート1の配信が先週開始したばかりの本作を救ったのは熱烈なファンだったが、ベン役のジョシュ・ダラス(『ワンス・アポン・ア・タイム』)にとっては、作品に出演すること以外にも感謝したい理由があったようだ。米Hollywood Reporterが報じている。

シーズン3での終わり方に納得がいっていなかった

『MANIFEST/マニフェスト』は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや、『フォレスト・ガンプ/一期一会』などで知られるロバート・ゼメキスが製作総指揮を務め、失踪した1機の飛行機が5年半後に帰還した不可解な事件を描くSFミステリー&ヒューマンドラマ。

「NBCで最初からずっと応援してくれたファンだけでなく、いわゆる“Manifesters”と呼ばれる新しいファンの人たちも素晴らしく盛り上がりがありました」と語り始めたジョシュ。「彼らはSNS上でこの番組とキャラクターへのサポート、愛、情熱を提供してくれた。本当に素晴らしく謙虚な気持ちで受け止める経験になったよ」

「希望を失ったわけではないけど、間違いなく打ちのめされたよ。シーズン3の最後は、とても恐ろしい終わり方だったからね。登場人物たちを中途半端に、しかもひどい状況に置き去りにするのかと思うと、ただただ落胆するばかりだった。かなり悲しくても希望は持ち続けた。でも、時が経つにつれやっぱりダメかなとも感じていた。だけど、同時にNetflixでの人気が急上昇し始め、止まらなくなった。トップ10にずっと入っていたんだよ。それで、希望が戻ってきた」と、打ち切られたあとの心境も明かした。

ジョシュがファンに感謝したいもう一つの理由

Netflixでの救済が決まったが、ジョシュは別のことでもファンに感謝しているという。「監督を初めてやってみるという話がシーズン1で出ていたんだ。ずっとやりたいと思っていたことで、これは僕が足を踏み入れるのにいい手段だと思った。(クリエイターの)ジェフ・レークとは以前から話していて、シーズン3で監督デビューするはずだった。でも、パンデミックになって撮影がうまくいくかどうか誰もわからない状況になったから、タイミング的に違ったんだ。だから、Netflixに救われた時点で出演だけではなく、監督デビューもできる機会が再び訪れたのから、飛びついたよ。俳優という職業は、ヴィジョンが非常に限られている。でも、監督はそのプロセスやストーリーを360度見渡すことができ、また、ユニークで特殊な仕事をする素晴らしいスタッフやアーティスト、制作者たちと一緒に仕事ができるのがとても魅力的だった。オーケストラを除けば、これほど多くの人を使って特定の瞬間を演出する芸術様式は他にないと思う。それは魔法のようなものだと思うよ。だから、監督業が大好きだし、もっとやりたいと思うようになった。今回の出来については、誇りに思っているよ」

そんなジョシュの監督デビューはシーズン4の第7話「ロミオ」。『マニフェスト』シーズン4パート1はNetflixにて独占配信中。パート2の配信日は未定。

参照元:The Hollywood Reporter

(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『MANIFEST/マニフェスト』シーズン4パート1は独占配信中。