【遂に最終話】これを読めば間に合う!MCUファン必見『シー・ハルク:ザ・アトーニー』振り返り

ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」で配信中のマーベル・スタジオ オリジナルドラマシリーズ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』。最終回の第9話配信を迎え、これまでのみどころを振り返り。マーベルは映画で楽しむ派という方も、予測不能な法廷コメディ・アクション『シー・ハルク』には数々のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品との繋がりや今後の伏線などがたっぷり詰め込まれていて必見! これを読めば、最終話にも間に合う!(※本記事は一部、8話までのネタバレを含みます)

シー・ハルクとは?

アベンジャーズ、ハルクのいとこ

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『シー・ハルク:ザ・アトーニー』第1話より

物語の主人公シー・ハルクは、アベンジャーズメンバーのハルクことブルース・バナーのいとこであるジェニファー・ウォルターズ(演:タチアナ・マスラニー)。ロースクールに通い、夢の弁護士資格を得ると、学費を返済しながら法廷に立つ日々を送り、30代に突入。プライベートはさておき、キャリアアップを目指して法曹界で奮闘していた最中、予期せぬ事故によってハルクの血液が体内に混入したことで、“ハルクのパワー”を手に入れてしまう。それによってジェニファーのキャリアプランは台無しに! “パワー”を手にしてしまったら普通の社会生活は無理だとハルクから告げられ、ハルクを師匠に力を使いこなすための特訓へと仕方なく取り組むことに。しかし器用で勘が良いジェニファーは、ハルクが10年以上かかった“怒りの制御”も一瞬でマスター。変身も自由自在にこなし、社会復帰することに見事成功!

ヒーロー&ヴィラン担当の弁護士に

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『シー・ハルク:ザ・アトーニー』第3話より

だが世間では“シー・ハルク”と呼ばれるようになり、目立ちすぎる存在になってしまったジェニファーの悩みは尽きない。アベンジャーズ級のパワーを持ってはいるものの、「私はヒーローじゃない」「普通の弁護士になりたい」という思いを抱くジェニファーは、仕事や恋、人生を謳歌しようと奮闘。仕事面ではその見た目を活かし、ヒーローやヴィランを相手に弁護をする超人法律部門担当に任命される。初めての依頼人は、『インクレディブル・ハルク』に登場したハルクの因縁の宿敵アボミネーションことエミル・ブロンスキー(演:ティム・ロス)。超厳重警備の刑務所に収監されているアボミネーションだが、そこに以前の好戦的で凶暴な男の姿はなく、罪を反省し改心したという理由で仮釈放を希望する。ジェニファーはハルクにも相談しながら勝訴するため準備を進めるが、実はアボミネーションが過去にこっそり脱獄していたことがバレて(その模様は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の地下格闘技シーンと繋がる)、窮地に陥るも、弁護士としての力と機転を利かせ見事仮釈放を勝ち取ることに成功する。(また、このエピソードでは『インクレディブル・ハルク』と以降のMCU作品における、キャストに関する“大人の事情”も楽しくイジッてくれる!)。また、後半のエピソードでは、仮釈放されたアボミネーションが再び登場。恋愛面で傷ついたジェニファーが、彼の開催するグループセッションでためこんでいた悩みを吐露するという異色展開も!

MCUの重要人物が登場!

ファンおなじみの魔術師

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『シー・ハルク:ザ・アトーニー』第3話より

そして、ファンには嬉しいMCUおなじみのキャラクター、ウォン(演:ベネディクト・ウォン)も登場。「ドクター・ストレンジ」シリーズや『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』などに登場し、最近ではヒーローを勧誘するリクルーターのような働きも見せつつある“MCUの重要人物”が、本作ではジェニファーに弁護を依頼し、彼女とのユーモラスな掛け合いも見せながらともに事件解決へと挑んでいく。魔術師としてドクター・ストレンジよりも偉い立場にいる魔術師ウォンとジェニファーが共闘するアクションシーンはもちろん、ウォンの日常など、これまで描かれてこなかったプライベートな一面も描かれていてファンは見逃せない。

『スパイダーマン』にカメオ出演した弁護士ヒーロー

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『シー・ハルク:ザ・アトーニー』第8話より

さらに、ドラマシリーズ『デアデビル/ボーン・アゲイン(原題)』の制作が先日発表され世界中を歓喜させた、ジェニファーと同じく“ヒーロー”と“弁護士”の2つの顔を持つ“デアデビル”ことマット・マードック(演:チャーリー・コックス)も第8話に登場!
数々のスーパーヒーローのスーツを手掛けてきた有名デザイナー、ルーク・ジェイコブソンを巡る裁判で被告側の弁護人に登場したのが、マット・マードック。第5話終盤にチラリと彼の顧客の一人であることが示唆されていたマットは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で問題となったソコヴィア協定を用いて弁論を展開し、法廷闘争を繰り広げる。両者一歩も譲らず火花を散らしたマットとジェニファーだったが、バーで再会するといい雰囲気に…。ジェニファーと弁護士としての対決のみならず、ヒーローとしてのバトルや共闘、さらにはドキドキの展開も繰り広げるデアデビルは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では一瞬のカメオ出演のみだったが本作でついに本格的に登場し、MCUにおけるさらなる活躍も予感させる。

同じく第8話には『ブラックパンサー』の舞台であるワカンダの槍を手に入れたという男トッド(演:ジョン・バス)も現れ、11月11日公開予定のMCU最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』との繋がりに期待も高まる。

アベンジャーズネタ満載!

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『シー・ハルク:ザ・アトーニー』第4話より

さらに、全編に散りばめられたアベンジャーズネタもみどころ。第1話序盤からジェニファーはキャプテン・アメリカの恋愛歴に興味津々で、ハルクに対して「スティーブ・ロジャースは入隊前、恋人はいなかった」と持論を展開。「国の象徴になり、前線に駆り出されて、戦争のヒーローに。その後氷漬けにされちゃった。解凍されたあと、世界を揺るがす危機に次々直面した。そう考えると彼はメチャクチャ忙しかったはず。つまりキャプテン・アメリカは・・・・」と禁句も飛び出し、視聴者の視点をちょっと代弁もしてくれる。さらにアイアンマンことトニー・スタークとハルクが一緒に作ったというお手製バーでは、お酒を飲みながらアベンジャーズ裏話が炸裂。ハルクが「トニーは飲んだくれてスティーブの文句ばかり」と思い出を振り返ったりと、“アベンジャーズ”の裏話も聴くことができる。他にも、シー・ハルクになったことでアベンジャーズ入りを期待する親友に対してジェニファーが「あれに入るのは億万長者かナルシシストか天涯孤独な人」「アベンジャーズに医療保険ある?産休や年金は?給料は出るわけ?」と、現実的な視点で切り返すなど、彼女だからこそできるアベンジャーズ斬りも面白い。

今後の展開のヒントも?

画面に映る細部にも、他作品に関連する小ネタや今後の展開を示唆するヒントが散りばめられている。とくに話題を呼んでいるのが、第2話「超人の訴訟」で職探し中のジェニファーのパソコンに映るウェブサイト画面。右端に関連記事と思われる見出しが並んでいるがよく見ると、「巨大な男の像が海から突き出している理由」という記事があり、これは『エターナルズ』で起きた事件のニュースであると推測されている。さらにもうひとつの見出しは「バーでの喧嘩騒ぎで男が金属の鉤爪で格闘」と書かれており、これが、MCU入りする“デッドプール”の新作に登場するとされているウルヴァリンのことを指しているとの見方がある。
『X-MEN』との繋がりでいえば、第6話に登場した離婚訴訟に関する依頼人ミスター・イモータルが不死身のミュータントであることから、『X-MEN』と繋がる土台が着々と用意されているとの声も。
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MCUファン必見!

1話30分とお手軽ながら、過去と未来のMCUを繋ぐ、みどころ満載の『シー・ハルク:ザ・アトーニー』はマーベルファンとしてぜひとも押さえてほしい。『シー・ハルク:ザ・アトーニー』は、Disney+ (ディズニープラス)にて独占配信中。

『シー・ハルク:ザ・アトーニー』公式HPはこちら

(文/KanaKo)

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Photo:『シー・ハルク:ザ・アトーニー』© 2022 Marvel