まだ続く?!『デクスター』フランチャイズ化に「積極的に取り組んでいる」

米Showtimeで2006年より8シーズンにわたって放送された人気サスペンスドラマ『デクスター ~警察官は殺人鬼』。昨年、8年ぶりに復活した続編スピンオフ『デクスター:ニュー・ブラッド』にて、ついにシリーズが完結したと見られているが、もしかしたら、まだデクスターの物語は終わっていないのかもしれない。

Shotimeのヒットシリーズ『デクスター』とは

『デクスター』の主人公、マイアミ警察殺人課で血液鑑識官として勤務するデクスター・モーガンの裏の顔は殺人鬼。罪を免れた凶悪犯人をターゲットに、養父から教え込まれた“殺しの掟”を守りながら、野放しになっている悪人たちを次々と成敗していく──。オリジナル版の10年後が舞台となる『ニュー・ブラッド』では、ジム・リンジーと名前を変えたデクスターがニューヨーク州の田舎町アイアン・レイクへ移り住み、殺人の欲求を抑えながら平凡に暮らしていた。しかし、そんなデクスターの元に息子ハリソンが現れて生活が一変。再び殺人の衝動に駆られたデクスターは、過去の清算を迫られながらも、雪深いこの町に潜む闇に近づいてゆく―。

『デクスター』ユニバースは今後も続いていく?

米The Hollywood Reporterのインタビューに応えたShowtime会長兼CEOのデヴィッド・ネヴィンズが、「ShowtimeやParamount+(Showtimeの番組はParamount+で配信)で開発できそうなものは何ですか?」との質問に、こう反応している。

「言うつもりはありません。我々が取り組んでいるものはたくさんあります。準備が整うまで言及したくありませんが、数多くのプロジェクトが動いています。“『デクスター』フランチャイズの将来は?”と訊かれたら、“積極的に取り組んでいるところです”と答えます」と回答。詳細こそ明かさなかったものの、『デクスター』ユニバースを拡大する計画が存在していることを示唆していた。

対して、今年7月のインタビューにて、主人公デクスター役でカムバックしたマイケル・C・ホールは更なる再演について、「絶対ないとは言えない」とコメント。契約上、復帰の義務はなく、今のところは『ニュー・ブラッド』で迎えた結末に満足していると発言。オリジナル版では脚本・製作総指揮を、続編ではショーランナーを務めたクライド・フィリップスは、デクスターの息子ハリソンを主人公にしたスピンオフをやりたいと意欲を見せていた。

果たして、『デクスター』ユニバースが今後も拡大していくのか、動向に注視しておきたい。『デクスター:ニュー・ブラッド』はHuluにて配信中。9月7日(水)にDVDリリース。(海外ドラマNAVI)

Photo:『デクスター:ニュー・ブラッド』DEXTER ® New Blood © 2022 Showtime Networks Inc. All Rights Reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc., a ViacomCBS Company. TM &© 2022 CBS Broadcasting Inc. CBS and related logos