ティム・バートン監督が手掛けるNetflixシリーズ『ウェンズデー』で『アダムス・ファミリー』の世界に戻ってくるクリスティーナ・リッチ。その理由をScreen Rantが伝えている。
The New Yorkerのために作られたチャールズ・アダムスによる漫画シリーズ「アダムス・ファミリー」。これまでに何度も映画版やTV版などが製作されてきたが、新たにNetflixがスピンオフシリーズ『ウェンズデー』を世に放つ。新しい不気味な高校に通うことになるアダムス家の長女ウェンズデーを主人公にした本作では、ファンタジーを得意とする鬼才バートン(『シザーハンズ』)が製作総指揮と監督を務めるとあって、すでに熱い視線が送られている。
これまで何度も映像化されてきた「アダムス・ファミリー」だが、中でも時代を超えて高い人気を誇るのが1991年に公開された映画『アダムス・ファミリー』。1993年に続編も製作された同作でウェンズデー役を演じたクリスティーナは、大ブレイクを果たし、他のキャストと共に強烈なインパクトを刻み込んだ。そんな彼女が『ウェンズデー』に出演することが決定。ウェンズデー役はジェナ・オルテガ(『YOU ―君がすべて―』)にバトンタッチするため、どのような役を演じるのかはまだ明らかになっていないが(IMDbでも彼女の欄だけ役名が書かれていない)、ファンの期待は最高潮に高まっている。
『ウェンズデー』でクリスティーナが扮するのは?
およそ30年ぶりにアダムス・ファミリーの世界に戻ってくることになるクリスティーナはColliderのインタビューでその理由について告白。「それはティム・バートンね。彼に依頼されてとても光栄だった。だって、わかるでしょう? 天才だもの。それに、新しいバージョンに携わることを頼まれることは、私のアイデンティティ、私の人生の歴史にとって、とても大きい部分を占めるものだった。彼らが親切心なしにやらないのはわかっているけれど、本当に感動したし、とても素敵だと感じたの。」と自身の一部になっていると明かした。
続けて「とても楽しい世界だし、私のキャラクターは奇抜で楽しくて私がこれまで演じてきたどんな役とも違って、最高なの。それから素晴らしいジェナと本当に素敵な経験ができた。みんなジェナバージョンのウェンズデーを好きになると思うし、それはファンタスティックよ」と明かした。
過去の傑作を台無しにするのではないかという心配を吹き飛ばすクリスティーナの自信。これまでとは違うものになるが、これまで以上に最高なものになりそうだ。なによりもクリスティーナのキャスティングから伝わってくるのが、いかにバートンが率いるチームが過去のフランチャイズ作品をリスペクトしているかということ。配信されたばかりの予告編ではすでに大きな反響があり、これまでの『アダムス・ファミリー』を愛するファンも納得の仕上がりになっていると期待できそうだ。
Netflixオリジナルシリーズ『ウェンズデー』はこの秋配信スタート予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:クリスティーナ・リッチ©NYKC/FAMOUS Netflixオリジナルシリーズ『ウェンズデー』