『Glee』リア・ミシェル、故コーリー・モンテースのトリビュートエピソードはまだ見れていない

『Glee』のリア・ミシェルが故コーリー・モンテ―スの追悼エピソードをまだ見ていないとIndiewireが伝えている。

2013年に31歳という若さでこの世を去ったコーリー・モンテース。当時『Glee』で人気絶頂の最中の薬物過剰摂取による突然の死に、世界は衝撃を受けた。『Glee』はコーリーのために追悼エピソード「大好きだったフィンへ」(シーズン5 第3話)を製作。歌で彼を弔う内容の中で、当時の交際相手であり、共演者仲間のリアはボブ・ディランの「Make You Feel My Love」をコーリー演じるフィンに捧げる曲として選んだ。

コーリーの死からおよそ10年が経ったリアは悲しみを乗り越え、ただいま歌手としてコンサート「An Evening with Lea Michele: Life in Music」のツアー中。その中で、2013年以来初めて、バラード「Make You Feel My Love」を披露した。この曲は、クリエイターのライアン・マーフィーから、コーリー演じるフィンに捧げる曲として追悼エピソードのために一曲選んでほしいと頼まれて選んだことを告白。「当時なにを聴いていたかさえ覚えていない。無のようだったの。まるでただの穴みたいだった。マーフィーがあのように頼んでくれて感謝してる。現実のことと感じるために必要だった」と当時を振り返った。

「Make You Feel My Love」はリアとコーリーが交際中によく聞いていた曲だという。この他にも、実生活での体験が追悼エピソードには詰まっており、実際にマーフィーと交わした言葉が作中にも反映されているのだとか。「私がマシュー・モリソンのキャラクター(ウィル・シュースター)に話したことの多くに、色々なことがあった後ライアンに言った言葉が含まれている」と明かした。

しかしリア自身「大好きだったフィンへ」を全て見ていないそう。「私がまだみていない唯一のエピソード。もし見なかったら、フィンがまだそこにいるように感じられるから。だからこの曲はとても特別なの」

9月6日からはブロードウェイ「Funny Girl(原題)」に出演予定のリア。完全に悲しみが癒えることはないかもしれないけれど、コーリーとの思い出と共にこれからも活躍を続けてほしい。『Glee』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『Glee』シーズン3より©2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.