『ブラックリスト』ジェームズ・スペイダー、番組立ち上げ当時を振り返る

大人気アクション・サスペンスドラマ『ブラックリスト』で、レイモンド・“レッド”・レディントン役で主演するジェームズ・スペイダー。彼が米誌のインタビューに答え、本作の立ち上げ当時を振り返り、その苦労を語っている。

ジェームズはこれまで映画『セックスと嘘とビデオテープ』や『セクレタリー』、TVドラマ『ボストン・リーガル』など数々の作品に主演している。ここまでキャリアを重ねれば、主演俳優が作品の“プロデューサー”に名を連ねることは決して珍しくないが、意外にもジェームズにとって『ブラックリスト』が初めて“プロデューサー”として名前をクレジットした作品だ。そして、クリエイターのジョン・ボーケンキャンプは『パーフェクト・ストレンジャー』など数本の映画に関わっていたが、TVシリーズの経験がなかった。

ジェームズは立ち上げ当時を振り、「新番組を始めるのは、レストランを新規開店するようなものだ」と例えた。

「僕らの場合だと、アフリカの村に住む二人の若者が、イタリア料理のレストランを開くことを思い立ったが、彼らはイタリア料理の作り方を知らなかったようなものだった。そのうち、彼らがイタリア料理の腕をメキメキ上げたとしたらどうだろう? 村の皆、さらには周囲の村からも食べてみたいとお客さんが増え始める」

二人は他のプロデューサーが協力しあい、『ブラックリスト』スタートまでこぎつける。ジェームズはこう語る。

「TVシリーズには人生がかかっている。自分の人生をかけて取り組んで、身を捧げるほど頑張っても、ダメなら吐き捨てられて終わりなんだ。

特に新番組だと、脚本家はどう脚本を進めたらいいのか、俳優は与えられた役をどう演じたらいいのか、まだわかっていない。エディターもどう編集するべきなのか、作曲家もどんな曲を作るのか、ディレクターもどのように演出したらいいのか、とにかくみんなわかっていないんだ。

このキャラクター(レイモンド・“レッド”・レディントン)を演じるのが楽しくて仕方ない。私は『ブラックリスト』の仲間たちと密接に過ごしている。自分の家族よりも過ごす時間が長いんだ」

『ブラックリスト』シーズン9 放送情報

スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメにて独占日本初放送中
【二カ国語版】毎週火曜22:00ほか
【字幕版・5.1ch】毎週火曜24:00ほか

(海外ドラマNAVI)

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