『ウォーキング・デッド』のスピンオフ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』シーズン4で降板したマディソン・クラーク役のキム・ディケンズが本作へのカムバックについて語った。米Screenrantが伝えている。(本記事は『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』シーズン7の内容を含みます)
本家『ウォーキング・デッド』と同じくゾンビが蔓延る世紀末を舞台に、生き残りをかけて奮闘するマディソン・クラーク率いる家族を描いた『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』。シーズン4では本家からレニー・ジェームズが演じるモーガン・ジョーンズが参戦。物語がさらに盛り上がり始めた矢先、マディソン役のキムが降板してしまった。
キムの復帰に一役買ったのは?
しかし、ただいま現地で放送中のシーズン7で、キムがまさかのサプライズ再登場!およそ4年越しに復帰が実現した背景について、本人が米EWのインタビューで語っている。キムによるとヴィクター・ストランド役を演じた共演者で友人のコールマン・ドミンゴが復帰に一役買ったようだ。「彼は調整係みたいなの。(製作陣が)ドミンゴに私の(カムバックへの)温度感を測るように頼んでいたんじゃないか」と話すキム。実際にコールマンの説得によって、ひとまず復帰に関するアイデアをシェアするために設けられた打ち合わせに参加することになったようだ。
「私はただZOOMに参加して言ったの。“ただ聞いてるわよ”って。それで彼らが簡単にプレゼンを始めて、本当に楽しかったし、素晴らしいアイデアだった」と打ち合わせを振り返ったキム。それから1年後に撮影が始まったが、その1年間は秘密いておかなければならなかったそうだ。
「タイミングはちょうどよかった。パンデミックで色々なものの板挟みだったけど、集中して成し遂げられた。製作陣は、本当に私が知っているマディソンを描くつもりだと感じたの。私も彼らへの信頼を感じていた。それで、どうやら戻ることが良いことだって思えたの。ずっとマディソンにはもっとたくさんのストーリーがあると感じてきたから」
当時、降板することについて快く思っていないものの、TV業界で働く者の運命として受け入れたと報じられており、熱心なファンからの反発もあった。そうした経緯を経て4年ぶりに実現した再登場となるが、一体どのような内容になっているのか、日本上陸まで楽しみに待ちたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』Richard Phibbs/AMC