大人気ファミリードラマ『フルハウス』と、その30年後を描いたNetflixオリジナルドラマ『フラーハウス』の外観シーンで使われた家が、3700万ドル(約47億円)で不正に売り出されていたことが明らかとなった。
大人気ドラマシリーズ2作の外観シーンに使用された、赤い玄関のドアが象徴的な家はサンフランシスコに所在しており、2016年には両シリーズでプロデューサーを務めたジェフ・フランクリンが約400万ドルで購入。しかし、近所の住民が観光客による騒音被害などの苦情を申し立て、その3年後にフランクリンが物件を売りに出し、2020年10月に新たな買い手が約540万ドルで購入したことが報じられていた。
米KRON4 Newsによると、5月17日(火)に米不動産サイトZillowに、『フルハウス』の家が3700万ドルの価格で売却リストに掲載されていたという。その後、掲載情報が不正であることが判明し、翌日にはサイトから削除されたと報じられている。
Zillowの広報担当者はKRON4に対し、「当社のチームは、間違った内容の公開を防ぐために様々なツールを使用していますが、掲載後に不正が判明した場合はそれを削除する措置を取っています。今回のケースでも同様に、掲載後に不正であることが判明したため削除いたしました。このような混乱を招いたことをお詫び申し上げます」と謝罪している。
なお、ドラマで使用された家を一目見ようと、現地を訪れるファンや観光客は昔から絶えない模様で、最近では2022年1月にダニー・ターナー役を演じたボブ・サゲットが急逝したことを受け、彼に敬意を表すために訪れるファンで賑わう人気スポットとなっているようだ。
Photo:Netflixオリジナルシリーズ『フラーハウス』は独占配信中