『007』シリーズのQ役ベン・ウィショー、「自分のセクシュアリティに悩んでいた時期もあった」

『007』シリーズのQ役で知られ、実録政治ドラマ『英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件』や『白鯨との闘い』などにも出演しているベン・ウィショーが、「自分のセクシュアリティに悩んでいた時期もあった」と明かしている。

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英Sunday Times Magazineのインタビューで、ベンが自身のセクシュアリティに葛藤を覚えていた時代について胸中を吐露している。「20代前半で自分自身を良く思えない時期があったんだ。それは自分のセクシャリティに関係していて、どうやって自分自身でいればいいのか分からなくて自己嫌悪になっていた。同性愛者だと分かっていたけど、誰にも言えなかったんだ」と語っている。

そして、彼が受けたというセラピーについては語ろうとせず、「セクシュアリティがすべてではないし、最終的なものでもないと思ってる。カミングアウトしてからネガティブな反応は受けてないしね」とも付け加えていた。

2012年からベンは、彼が出演した映画『ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩(うた)~』で音楽を担当した作曲家マーク・ブラッドショウとパートナーの関係にあり、今では自身のセクシュアリティにオープンになれるし、そのことについて語ることにもためらいを感じないそうだ。

イギリス出身のベンは、2012年公開の『007 スカイフォール』からQ役で出演し、同性愛をテーマにした異色スパイドラマ『ロンドン・スパイ』やLGBTQ映画『リリーのすべて』にも出演。映画『パディントン』シリーズではパディントンの声を演じ、最近はミュージカル映画『メリー・ポピンズ リターンズ』で、オリジナル映画に登場した子どもが大きくなったマイケル・バンクス役で出演していた。(海外ドラマNAVI)

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ベン・ウィショー ©Uwe Deffner