世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリの激動の半生を、ボチェッリ自ら執筆した自伝的実話小説を映画化した『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』。11月15日(金)より公開となる本作で、主人公アモスを演じる『ゲーム・オブ・スローンズ』のトビー・セバスチャンと、歌唱指導者役のアントニオ・バンデラスのインタビューおよびメイキング映像が解禁となった。
1994年のCDデビュー以来、全世界でのトータルCDセールスは驚異の8,000万枚以上を記録。現在活躍するクラシック・アーティストとしては圧倒的にNO.1の数字を保持する世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリ。そんな彼の自伝的実話小説を基に、1994年の映画『イル・ポスティーノ』や『トレヴィの泉で二度目の恋を』のマイケル・ラドフォード監督が完全映画化。
舞台は、イタリア・トスカーナ地方の小さな村。アモスは眼球に血液異常を持って生まれ、幼い頃から弱視に悩まされていながらも、明るく過ごしていた。だが12歳の時に学校の授業中、サッカーボールが頭に当たり持病が悪化、失明してしまう。自暴自棄になったアモスを見かねた叔父が、彼を音楽学校に連れていく。そして、あまりにも美しい歌声が評価され、コンテストで見事優勝する。しかし喜びも束の間、すぐに声変わりが始まり、美しい声が出なくなってしまう。それを機に歌手を諦め、親友とともに猛勉強をし弁護士を目指すが、数々の有名オペラ歌手を育てたスペイン人の歌唱指導者、マエストロとの出会いが彼の人生を一変させる。
『ゲーム・オブ・スローンズ』でトリスタン・マーテルを演じ、一気に注目俳優の仲間入りを果たしたトビー。本作では盲目であり、現代最高のテノール歌手と呼ばれるアンドレア・ボチェッリの役を15歳から30代に至るまで見事に演じきる。
解禁となったインタビュー映像でトビーは、「すべてが初めてだった」「俳優として大きな糧となった。視力の無い人生を生きるということかどういうものか感じ取ることができた」と、その苦労と喜びを明かす。
また、歌唱指導者マエストロ役のアントニオは、「彼(アンドレア・ボチェッリのキャラクター)を最初から完全に掴んでいた。これは天性の才能だと思ったよ。キャラクターを掴むのに数カ月かかる人もいるが、彼は一瞬でその特徴を捉えた」と撮影当時を振り返り、トビーの役作りに対し絶賛する。
さらに、アンドレア・ボチェッリ本人からのコメントや、撮影時の演技指導の模様などの様子を捉えたメイキングシーンも公開している。
『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』は、11月15日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー。(海外ドラマNAVI)
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『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』(c) 2017 Picomedia SRL.