『リバーデイル』クリエイター、ルーク・ペリーのトリビュート・エピソード舞台裏を語る「撮影は辛かった」

大ヒット青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のディラン役で知られるルーク・ペリーは、3月4日に脳卒中のため52歳で亡くなる前に、米CWの青春サスペンスドラマ『リバーデイル』にレギュラー出演していた。そのシーズン4でルークに捧げたトリビュート・エピソードが放送され、その製作過程についてクリエイターが語っている。

『リバーデイル』でルークは、3シーズンにわたり主人公アーチー・アンドリュース(K・J・アパ)の父親フレッド役を演じていた。米TV Lineのインタビューでクリエイターのロベルト・アギーレ=サカサが、ルークの死とトリビュート・エピソードについて口を開いた。

「ルークが亡くなった時、劇中で彼の死に言及しないとすぐに決めた。急かしたくなかったし、他のプロットとの板挟みにもなりたくなかったんだ。ルークの死を伝えるために、短い時間を割いてシーズン3を終える考えもあったが、それでは彼の死が安っぽく感じられてしまう。だからそのままにして、シーズン4までよく考えることにしたんだ」と述べていた。

こうして、ルークに捧げるトリビュート・エピソードが製作され、「その時間のおかげで何が起きたのか受け入れて、どんなストーリーを語りたいか真剣に考えることができた。製作チームは根拠がある真実味にあふれた物語を伝えたかったんだ」と、シーズン4まで待った決断は正しかったと語る。

そして、実際にルークを哀悼するエピソードの製作は辛かったと胸内を明かしている。「トリビュート・エピソードは、キャストにとって辛いものになるとわかっていた。特にルークとのシーンが多かったK・Jはね。フレッドとルークに捧げる物語を伝えるために集まり、みんなはすごく誇りに思っていた。ルークが亡くなった時はみんなバラバラだったから、台本読みのために集まった時はカルタシスのような特別な何かがあった。番組のみんなは家族だけど、トリビュートは悲痛な思いになるとわかっていたし、実際に辛かったよ」と言い、辛いながらもルークを称える素晴らしいエピソードに仕上げることができたようだ。

『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』でルーク演じるディランの恋人ブレンダ・ウォルシュに扮したシャナン・ドハティも出演する『リバーデイル』シーズン4はCWにて10月9日(水)より放送開始され、同日に放送された第1話がルークのトリビュート・エピソードとなっている。日本では、Netflixで10月10日(木)より配信中だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『リバーデイル』© 2019 The CW Network, LLC. All Rights Reserved.