『ダウントン・アビー』映画版の続編が製作される話が浮上!

20世紀初頭の英国を舞台に、貴族クローリー家とその使用人たちの生活を6シーズンにわたって描いた英国ドラマ『ダウントン・アビー』。TVシリーズの続編となる映画版が日本でも来年1月に公開されるが、早くも続編の製作話が浮上しているようだ。米Popsugarが報じている。

映画版の舞台は、TVシリーズ最終回から2年後の1927年。英国国王夫妻の「ダウントン・アビー訪問」という一大事に、グランサム伯爵家の長女メアリーはかつての執事カーソンと共に、パレードや豪勢な晩餐会の準備にあたる。そんな中、一族やメイドたちのスキャンダル、ロマンス、陰謀が次々と明るみに。メアリーは重要な決断を迫られることになる。

TV版と映画版の製作総指揮ギャレス・ニームが、続編の可能性について語った。「続編についての話は出ています。脚本やいつ頃できるのかも考えているのです。ですが、それは最初の時、つまり今回の映画製作の時と同じなので、みんなを再び呼び戻す必要があるのです。今回の時もそれがとても大変でした。映画の公開前に続編のことは漠然とですが考え始め、固唾をのんで待っていたのです。アメリカでのプレスツアー、公開への反応が非常に良かったので、真剣に考えるべきだと思っています」

クリエイターで脚本を手掛けるジュリアン・フェロウズは、今年の3月に英The Sun紙に対し、「(英ソープオペラシリーズ)『Coronation Street(原題)』のように登場人物の半分は生存しているから、今後も続く可能性はあるだろう」と続編の製作の可能性を話していた。

また、フェロウズはスケジュール調整が大変だったことについても触れている。「リリー(・ジェームズ/ローズ役)は今や大スター。我々と一緒に仕事をしていた時とは違う、別のステージにいる今の彼女のスケジュールの中で、ダウントンに来てローズを演じてもらう時間を見つけることはとても難しかったのです。結局のところ、僕らみんながローズはアメリカに残っていた方がいいだろうと感じたのです」と明かし、続けて「20人もの主人公がいる映画というものはあまりなく、映画版では限られた人物に焦点を合わせなければいけませんでした。多くのキャラクターを同等に取り上げることができるのが、TVシリーズのダイナミックなところだったのです」と本作ならでは苦労を語った。

実は映画化の話は、2015年にTVシリーズが終了してから何年もの間、映画化の噂が囁かれていた。時間が経過し、2018年7月に満を持して公式に映画化製作が発表された。

映画版のキャストには、オスカー女優のマギー・スミスが先代グランサム伯爵夫人バイオレットを演じるほか、グランサム伯爵役のヒュー・ボネヴィル、グランサム伯爵夫人コーラ・クローリー役のエリザベス・マクガヴァン、長女メアリー役のミシェル・ドッカリー、次女イーディス役のローラ・カーマイケル、マシューの母イザベル・クローリー役のペネロープ・ウィルトンらが続投している。

映画版『ダウントン・アビー』は、2020年1月10日(金)、TOHOシネマズ日比谷他にて全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

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映画版『ダウントン・アビー』(c) 2019 Focus Features LLC. All Rights Reserved.