マギー・スミス本日お誕生日!『ダウントン・アビー』バイオレットおばあさまの名言から学ぼう

英国が誇る大女優マギー・スミスが本日12月28日(土)、85歳の誕生日を迎えた。マギーと言えば、20世紀初頭を舞台に大邸宅‟ダウントン・アビー"で暮らす貴族クローリー家とその使用人たちの生活を描いた英国傑作ドラマ『ダウントン・アビー』に出演、待望の映画版にももちろん登場している。2020年1月10日(金)より全国公開となる映画『ダウントン・アビー』より、「これぞ貴族」と納得させられるバイオレットおばあさまの名言をご紹介しよう。

映画版の舞台はTVシリーズ最終回から2年後の1927年。英国国王夫妻の「ダウントン・アビー訪問」という一大事に、グランサム伯爵家の長女メアリーはかつての執事カーソンと共に、パレードや豪勢な晩餐会の準備にあたる。そんな中、一族やメイドたちのスキャンダル、ロマンス、陰謀が次々と明るみに。メアリーは重要な決断を迫られることになる...。

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脚本はドラマに引き続きアカデミー賞脚本賞受賞のジュリアン・フェローズ。キャストはアカデミー賞受賞のマギー・スミスほかTVシリーズから引き続きおなじみのヒュー・ボネヴィル、ジム・カーター、ミシェル・ドッカリー、エリザベス・マクガヴァンほかファン待望の顔が勢ぞろいする。そして映画版で初登場のアカデミー賞ノミネート女優イメルダ・スタウントン(『ヴェラ・ドレイク』)は、マギー・スミスと丁々発止の傑作場面を見せてくれる。

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『天使にラブ・ソングを』の修道院長役、『ハリー・ポッター』シリーズのマクゴナガル先生役など多くの作品に出演しているマギーだが、彼女の圧倒的な存在感をひと際感じることができるのが『ダウントン・アビー』のバイオレット役だろう。本作の演技で2013年にゴールデン・グローブ賞、エミー賞に至っては3度の受賞歴を誇っている。

バイオレットの良きライバルにして親友でもあるイザベル役のペネロープ・ウィルトンはマギーとの共演について「私にとって大きな意味があることなの。私たちはお互いのことをよく知っているから、二人で言い争いをするシーンを演じるのはとても楽しい。『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』で共演しているからこの7年間、マギーとばかり仕事をしているわ(笑)」と語る。

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映画版でメガホンを撮ったマイケル・エングラー監督は「マギー・スミスとペネロープ・ウィルトン、そしてイメルダ・スタウントンの共演シーンを撮影した時は、夢を見ているような気分だった。あの3人は私が世界でもっとも好きな役者で彼女たちの出演作を昔から観ていましたから。3人が一緒に座って笑い声をあげながら歓談する所に自分がその場に立ち会えたことに興奮してしまった」と喜びを明らかにした。

20191228-00000009-dramanavi-1-00-view.jpg裕福な男性と結婚しなければ生きていくことが難しかった時代を生き抜き、娘しかいないクローリー家を守るため、屋敷で巻き起こる様々な事件に崩壊してしまいそうになる"ダウントン・アビー"をあらゆる手段を使って繋ぎとめてきたバイオレットおばあさま。その毒舌ながら真理を突き刺す強烈なひと言がたまらなくクセになるのは、彼女の気高く堂々としながらも軽妙洒脱な佇まいゆえだろう。TVシリーズさながら、映画版でもキレのある名言で楽しませてくれるその名言の一部をご紹介しよう。

  • 「皮肉は最低のユーモアよ」
  • 「王族だもの。チェシャ猫みたいにニタニタ笑わないわ」
  • 「私に剣があればこの手でメイドを切り捨ててるわ」
  • 「審判は私よ」

英国貴族としての品格と誇りを保ち続け、生きる限り貴族であらんとする凛とした女性をマギーが演じる、映画『ダウントン・アビー』は2020年1月10日(金)TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画『ダウントン・アビー』© 2019 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.