『スター・ウォーズ』新作映画の監督はマーベルのあの人に決定!

大ヒット映画シリーズ『スター・ウォーズ』の新作を担う監督がついに決定した。米Varietyなど複数のメディアが一斉に報じている。

ディズニーとルーカス・フィルムが「スター・ウォーズの日」である5月4日(月)に発表した内容によると、監督に決定したのはタイカ・ワイティティ。マーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』と『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写版ドラマ『マンダロリアン』でメガホンを取り、戦争映画『ジョジョ・ラビット』でアカデミー賞脚色賞を受賞した彼は、戦争映画『1917 命をかけた伝令』のクリスティ・ウィルソン=ケアンズとともに脚本も担当する。『マイティ・ソー』シリーズ4作目の監督も担当する売れっ子だ。

実はワイティティ監督が『スター・ウォーズ』新作映画に関わるのではないかという噂は1月に浮上していた。同監督が担当した『マンダロリアン』のシーズン1フィナーレである第8話「贖罪」の出来栄えについて、米メディアio9は「涙、喝采、衝撃、そして畏敬の念さえ感じる最高の最終話」と絶賛していた。

映画『スター・ウォーズ』シリーズはこれまでに、銀河の英雄となるルーク・スカイウォーカーを主人公とした「旧3部作」、のちにダース・ベイダーとなるジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカーを主人公とした「新3部作」、帝国軍崩壊後の新たな世代を描く「続3部作」が製作されている。今回ワイティティは「『スター・ウォーズ』劇場版映画の新作を手掛ける」としか発表されていないため、彼が担当するのが2022年、2024年、2026年公開予定の新たな3部作のいずれかなのか、もしくは別の新作なのかは不明だ。『スター・ウォーズ』新3部作といえば、大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエイターを務めたデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが手掛けるはずだったが、二人はのちに離脱している

『ジョジョ・ラビット』で監督&製作&脚本&出演の4役を務めたワイティティは、今年2月のアカデミー賞直後に『スター・ウォーズ』に関する噂について以下のように語っていた。「『スター・ウォーズ』の映画に関する話があるかって? ああ、1996年に友達とすごくクールな作品だと話したことはあるよ。『スター・ウォーズ』の関係者と一緒にいるところを見られたら何か話し合いが行われてると言われてしまうものだけど、もしそうなら最高だね。理にかなっていて、自分のキャリアをダメにするようなものでなければ、どんな映画でも作りたいと思うよ」

またディズニーは、先月報じられていた新たな『スター・ウォーズ』ドラマ製作も正式に認めた。Disney+で配信されるタイトル未定の同作では、コメディドラマ『ロシアン・ドール:謎のタイムループ』のレスリー・ヘッドランドがショーランナーと脚本を担当する。こちらは女性中心に描かれるようで、舞台設定は『スター・ウォーズ』とは異なるとも言われている。

ドラマ版に映画版にと、まだまだその世界が広がる『スター・ウォーズ』から目が離せない。(海外ドラマNAVI)

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本年度アカデミー賞授賞式で元アミダラ王女のナタリー・ポートマンと一緒のタイカ・ワイティティ(右はティモシー・シャラメ)
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