『チェルノブイリ』新鋭女優ジェシー・バックリーに注目!『ワイルド・ローズ』で披露する歌声が世界を魅了

シングルマザーがカントリー・ミュージシャンを目指すなかで、夢と家族の間で葛藤しながらも懸命に生きる姿を描いた映画『ワイルド・ローズ』。本作で主演を務めるのは、『チェルノブイリ』や『ドクター・ドリトル』に出演するジェシー・バックリー。今世界が注目する彼女に迫る―。

『ワイルド・ローズ』は、カリスマ的な歌声を持つシングルマザーのローズが主人公。故郷スコットランドからアメリカに渡り、歌手としての成功を夢見ていた彼女だが、夢を追い求めるあまり、時に愛する母親や幼い二人の子どもたちを傷つけてしまう。そんな中、ローズにチャンスが訪れる―。

ローズの役柄についてジェシーは「私の演じたローズという女性は勇敢で意志が強く、夢を叶えるハングリー精神を持っています」と語る。

そんなジェシーも夢を追い求めた一人。2008年、英BBCのオーディション番組『I"d Do Anything(原題)』で接戦の末2位を獲得し、シンガーソングライターとして活躍。2010年にはTVシリーズ『This September(原題)』で女優デビュー。2019年度英国アカデミー賞ブレイクスルー・ブリッツ(有望な新人)に選出され、トム・ハーディ主演の『TABOO』やドラマ版『FARGO/ファーゴ』に出演。そしてエミー賞で10部門を受賞した実録ドラマ『チェルノブイリ』で消防士ワシリー・イグナテンコの妻リュドミラに扮する。その他、映画『ジュディ 虹の彼方に』や『ドクター・ドリトル』など話題作に出演し、世界中から注目を集めている。

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本作には、2016年に出演した『戦争と平和』での好演をきっかけに、監督のトム・ハーバーによって主役に抜擢された。ジェシーは、学生時代に音楽学校でその才能を伸ばし、数々の舞台経験も誇る。本作でも歌唱シーンを自ら演じている。その卓越した歌唱力について、原案・脚本のニコール・テイラーは「彼女は皆が言うように"とてつもないカントリー・ミュージシャン"です。そして彼女の歌声、繊細さ、胞弱さすべてがローズそのものです」と称賛を贈る。

劇中のオリジナルソングの製作には、ジェシーも参加し、ローズの心情が映し出された主題歌「GLASGOW」がたちまち話題となり、放送映画批評家協会賞歌曲賞受賞、アカデミー賞主題歌賞ではショーリストに残るなど音楽賞を席巻。英国アカデミー賞授賞式では生で歌唱し、アデルも喝采を送るまでとなった。

ジェシーが「本作は彼女と周囲の人々を描いていて、この映画が、機会を与えられない人々が大きな夢を持ち、それを叶えようとする活力になることを願います」と語る『ワイルド・ローズ』は、6月26日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ワイルド・ローズ』(c) Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018