英国俳優マット・スミス、マシュー・グード、キーラ・ナイトレイが国家の嘘を暴く!映画『オフィシャル・シークレット』

2003年イラク開戦前夜、英米政府を揺るがせた告発記事。その記事は英国女性諜報職員のリークに端を発していた――。「政府VS告発者」という実話に基づく映画『オフィシャル・シークレット』は、英国俳優陣が豪華競演することでも話題のポリティカル・サスペンス。8月28日(金)より全国公開となる本作から、何を犠牲にしても信念を貫こうと闘う実在のジャーナリストに扮するマット・スミスのコメントと場面写真が到着したのでご紹介しよう。

2003年、イラク戦争開戦に向けて米国と共同歩調を取る英国の諜報機関GCHQ(政府通信本部)に勤務するキャサリン・ガンは、ある日米国の諜報機関NSA(国家安全保障局)から驚くべきメールを受け取る。イラクを攻撃するための違法な工作活動を促すそのメールに彼女は強い憤りを感じ、メールをマスコミにリークする――。世界中で後に"キャサリン・ガン事件"として大きな政治問題となった実話をそれぞれの当事者の立場から描き、サスペンスタッチながら、心揺さぶるヒューマンドラマに仕上がっている。

主人公のキャサリン・ガンを演じるのは、映画『プライドと偏見』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたイギリスを代表する人気女優キーラ・ナイトレイ。英人気長寿ドラマ『ドクター・フー』の11代目ドクター役や、Netflixオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』のフィリップ王配役で知られるマットが演じるのは、キャサリンがリークした情報を記事化することで世に広め、彼女の告発を全面的にサポートした勇気ある英オブザーバー紙の記者マーティン・ブライト。

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そのほか、キャサリンの弁護士ベン・エマーソン役に『シンドラーのリスト』の名優レイフ・ファインズ、英国オブザーバー紙の記者ピーターを『ダウントン・アビー』のマシュー・グードなど、イギリスが誇る実力派俳優たちが脇を固める。

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マットの今回のキャスティングはスタッフの推薦によるものだというが、なんとマーティン・ブライト本人とマットは元々知り合いだったという驚きのエピソードが明かされた。

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マットが出演したイギリスの政界を舞台にした2007年英BBC製作のTVシリーズ『Party Animals(原題)』に、政治部記者であるマーティンがアドバイザーとして参加。それを機に二人は親交を深めていたという。

インタビューでマットは「マーティンは魅力的な男だ。会えば分かる。知的で仕事熱心で心優しい人で、ジャーナリストとしての勘も鋭い。キャサリンと同じように彼も名誉を犠牲にする覚悟で信念を貫いた。行動することが正しいと感じているし、それが彼の生き方なんだよ」と語り、映画を観たマーティン・ブライト本人も「マットは僕以上にマーティン・ブライトだ!」と大絶賛。二人の深い信頼関係があってこその迫真に迫る演技に是非注目して欲しい。

主人公キャサリンを中心に、彼女を取り囲む人々の視点からも事件を追い、正義を貫こうと行動するマーティンの物語も描かれる映画『オフィシャル・シークレット』はが8月28日(金)より TOHO シネマズ シャンテほかにて全国公開。(海外ドラマNAVI)

Photo:『オフィシャル・シークレット』©2018 OFFICIAL SECRETS HOLDINGS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.