米HBOのファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオン・ラニスター役で、4度エミー賞助演男優賞に輝いたピーター・ディンクレイジ。演技派の彼が出演した舞台が映画化され、ピーターが同役で続投することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
その舞台とは、2018年に米コネチカット州チェスターにあるゴッドスピード・オペラ・ハウスのテリス・シアターで上演された『Cyrano』で、ピーターが主人公シラノ・ド・ベルジュラックを演じていた。
この舞台は、エドモン・ロスタンによる戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」をミュージカルとしてエリカ・シュミットが脚色・演出した作品。ちなみに、シュミットはピーターの妻。原作では長鼻のシラノが、若く美しいロクサーヌに恋するクリスチャンの代わりに恋文をしたためて二人の仲を取りもったことで巻き起こる恋愛模様が描かれる。
舞台版と同様ミュージカルになるという映画版には、舞台でピーターと共演したロクサーヌ役のヘイリー・ベネット(『マグニフィセント・セブン』)も続投。ほかには、ブライアン・タイリー・ヘンリー(『ジョーカー』)、ベン・メンデルソーン(『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』)も出演する予定だ。監督を務めるのはジョー・ライト(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『つぐない』)。過去にもライト監督と組んできたティム・ビーヴァン(『キャッツ』)とエリック・フェルナー(『ハンナ ~殺人兵器になった少女~』)がプロデュースを担う。
2019年の『ゲーム・オブ・スローンズ』放送終了後、ピーターはアニメ映画『アングリーバード2』や『The Croods: A New Age(原題)』で声優を担当。犯罪映画『The Thicket(原題)』やコメディ映画『Brothers(原題)』への出演も決定しており、引く手あまたのようだ。(海外ドラマNAVI)
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ピーター・ディンクレイジ
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