キャプテン・アメリカにまつわる12の舞台裏

マーベルの人気スーパーヒーロー、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースの活躍を描く映画『キャプテン・アメリカ』シリーズの製作秘話12選を、米Entertainment Weeklyが取り上げているので紹介することにしたい。

映画シリーズは、『キャプテン・アメリカ　ザ・ファースト・アベンジャー』（2011年）、『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』（2014年）、『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』（2016年）が製作されている。

1．ドイツ語訛りを話せる機会が出演の動機に

『キャプテン・アメリカ　ザ・ファースト・アベンジャー』でスタンリー・トゥッチが、スティーブ・ロジャースをスーパー・ソルジャーにしたエイブラハム・アースキン博士を演じた理由は、ドイツ語訛りを使うチャンスだったからだ明かしていたという。

2．演技ではなくクリス・エヴァンスの肉体に感嘆！

スティーブ・ロジャースの恋人ペギー・カーターを演じたヘイリー・アトウェルは、人体実験で虚弱体型からスーパーヒーローに変貌したキャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスの肉体に本気で感嘆し、そのリアクションは演技ではなかったそうだ。

3．身長差を出すためにカメラのトリックが使われた

キャプテン・アメリカに扮するクリスと、スティーブ・ロジャースの親友バッキー・バーンズを演じたセバスチャン・スタンの身長は6フィート（約183センチ）で同じなのだとか。だが二人の共演シーンでは、キャプテン・アメリカを大きく見せるためにカメラ・トリックが使われているため、劇中ではバッキーよりもスティーブの方が大きく見えるのだ。

4．4度目の正直

クリスは、キャプテン・アメリカ役を引き受けるまでに4度もオファーを断り、最終的にアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrに説得されて役を引き受けたとのこと。

5．ペギー・カーターの役作りは、ジンジャー・ロジャースがインスピレーションの源に

ヘイリーはペギーを演じるにあたり、1940年～1950年代に銀幕で活躍したジンジャー・ロジャースをインスピレーションの源に役作りをしたのだという。インタビューで彼女は、「ジンジャーは、キャプテン・アメリカができることをすべてできるの。しかも、後ろ向きでハイヒールでね」とコメントし、ジンジャーの方がキャプテン・アメリカより上だと述べていた。

6．セバスチャン・スタンが役作りの参考にしたドラマは？

バッキー・バーンズを演じたセバスチャンは、数多くの戦争映画やドキュメンタリーを観て役作りに備え、特に米HBOの戦争ドラマ『バンド・オブ・ブラザース』を参考にしたそうだ。

『バンド・オブ・ブラザース』

7．レッド・スカルが言う神とは？

『キャプテン・アメリカ　ザ・ファースト・アベンジャー』で、シュミットことレッド・スカル（ヒューゴ・ウィーヴィング）は何度も"神から引き出された力"について言及しているが、この神とはマーベル映画『マイティ・ソー』に登場する北欧の神"アスガーディアン"のことだ。

8．ケミストリーは本物！

『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』でキャプテン・アメリカとブラック・ウィドウがお互いをからかい合うシーンは、演じるクリスとスカーレット・ヨハンソンが執筆しており、二人の実際のケミストリーが反映されている。

9．キャプテン・アメリカとホークアイが闘うシーンが実現せず

『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』では追跡シーンの後で、キャプテン・アメリカとホークアイが闘うシーンが脚本に書かれていたが、スケジュールの都合でホークアイ役のジェレミー・レナーが出演できず、そのシーンは実現しなかった。

10．タイミングがバッチリ！

『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』の公開は、キャラクターのキャプテン・アメリカが誕生して75周年、原作の「シビル・ウォー」が出版されて10周年、そして、コミックス版「ブラックパンサー」の誕生50周年と重なっていたそうだ。

11．ウィンター・ソルジャーとファルコンが競争！

『シビル・ウォー』の撮影終了後、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズ役のセバスチャンと、ファルコンことサム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーが、自分が演じるスーパーヒーローのスーツを身に着けたままレースをして競い合ったそうだ。

12．バッキーのバイク・スタントのシーンにCGIは使用されず

『ウィンター・ソルジャー』でバッキーが、人が乗っていたバイクを奪い、動くバイクに飛び乗るシーンがあったが、CGIを使わず、実際のスタントで撮影されている。

（翻訳／Nami）