『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『THIS IS US』など人気シリーズに引っ張りだこのロブ・モーガン出演。映画製作スタジオA24とプランBがアカデミー賞作品賞受賞作『ムーンライト』以来となるタッグを組んで贈る『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』がいよいよ公開となる。
『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』の舞台となるのは、ゴールデン・ゲート・ブリッジや坂道を走る路面電車、優雅に佇むヴィクトリアン様式の家が並ぶ情緒豊かなサンフランシスコ。歴史あるこの街は、急速な発展によって地価が高騰し、富裕層が多く住むようになったことで、代々住んでいた者たちは行き場所を失っていた。
主演を務めたジミー・フェイルズもその一人。メガホンを執ったジョー・タルボットは、幼なじみであるフェイルズが体験してきた物語を自身初の長編映画として作り上げた。
サンフランシスコで生まれ育った主人公ジミーは、ある日、祖父が建て、かつて家族と暮らしたヴィクトリアン様式の美しい家が売りに出されることを知る。しかし、今や"最もお金のかかる街"となったサンフランシスコ。彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ─。
生まれ育った場所が面影も残らないほど変化することで、大切な記憶が上書きされ、自分のアイデンティティまで否定されてしまうような感覚。それは一見パーソナルな物語でありながら、今や世界中で起きつつある問題を描く。
本作でロブ・モーガンは、主人公ジミーの父ジェームス・シニアを演じている。
彼はあの家で親友のモントと共に暮らすことを決意した息子に対して、「もう黒人が住めるような地区じゃない」と諭す。そして、ジミーにある秘密を打ち明ける...。
ロブはNetflixのマーベルドラマシリーズ『デアデビル』でターク・バレットに扮し、同じくNetflixの『ストレンジャー・シングス 未知の世界』ではパウエル将校役などで知られている他、『THIS IS US』『BULL/ブル 法廷を操る男』などに出演している実力派俳優。
本作についてロブは「ジミーとモントの二人の物語が、みんなで力を合わせようと周囲の心を突き動かす」と魅力を語る。
サンダンス映画祭で監督賞と審査員特別賞をダブル受賞した『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』は、10月9日(金)より、新宿シネマカリテ、シネクイント他全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
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『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』(c)2019 A24 DISTRIBUTION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.