『ウォーキング・デッド』マギーの新章開幕

大人気サバイバルパニックドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン10の最新話(第16話)が現地時間10月4日(日)に放送され、このエピソードをもって、マギー役のローレン・コーハンが正式にカムバックを果たした。降板してから現在まで、そしてこれからのマギーの物語について、製作者たちが話している。(※本記事にはシーズン10のネタばれを含むのでご注意を!)

ショーランナーのアンジェラ・カンは、『Walking Dead Universe Preview Special(原題)』にて「ローレンが戻ってきてくれてとても嬉しい。私たちは長い間、もっとマギーの物語を伝えたいと言ってきた」と喜びを表現。

続けて、「彼女のキャラクターはとてもインパクトがあって、ダリル(ノーマン・リーダス)やキャロル(メリッサ・マクブライド)といった様々なキャラクターたちと長年の関係がある。彼らは一緒に多くのことを経験してきた。でも、彼女にはニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)という宿敵がいる。今のニーガンは良い方向へと進んでいるけど、二人はまさかまた同じコミュニティに属することになるとは思ってもいなかった。このことが、これからの物語に大きな影響を与えることは間違いない」とコメント。

ニーガンには、(劇中設定で)8年前にマギーの夫であるグレン(スティーヴン・ユァン)を斬殺した過去がある。その後、長年牢獄に閉じ込められていたニーガンだったが、時が経ち、最近ではキャロルと手を組んでアルファ(サマンサ・モートン)襲撃にも加わった。そんなニーガンとマギーの再会で物語が動くことは間違いないだろう。二人の動向に注目だ。

「彼女は、ある種新キャラクターのように帰ってくるだろう」と米Comicbook.comに話したのは、製作総指揮のスコット・M・ギンプル。「彼女に影響を与え、彼女を変えたものは、私たちが掘り下げたいと思っている話だ。彼女がいなかった間のことは、高校を1年間休んでいたようなもので、彼女が戻ってきた時、みんなは変わっているんだよ」

同じく製作総指揮のグレッグ・ニコテロは、「彼女がいなかったことを視聴者には感じて欲しくなかった。あの頃から時間は経っていないような気分になってもらいたいと思っていた」とコメント。また、ローレンの復帰初日には、彼女が「マギーから少し離れていたから緊張している」と話していたことを明かし、それでもブランクを感じさせない演技を見せてくれたと話した。

また、サマンサ・モートンやベータ役のライアン・ハーストが加わったことで物語に勢いが増したとも話し、「物語がどこにたどり着くのか、その明確な場所を今後視聴者には感じてもらえると思う。つまり、全ての賭けにかたがつくだろう。そして、みんなが満足する結末にたどり着くことに集中できるはずなんだ」と説明した。

『ウォーキング・デッド』シーズン10は当初より6話増え、全22話構成に。2021年初めに米AMCで放送される追加エピソードの撮影のためにローレン・コーハンはジョージアに戻っているという。

なお、シーズン10第16話「絶体絶命」はFOXチャンネルにて10月8日 (木) 21:00~、11日 (日) 25:00~、26日 (月) 23:00より再放送。マギーの帰還や囁く者との対決他、ある集団の登場にも注目だ。(海外ドラマNAVI)

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