あらゆる偏見の壁を乗り越えてチャレンジすることで見えてくる、新たなる希望と友情を描くハートウォーミングストーリー『ステージ・マザー』。本作で主演務めるジャッキー・ウィーヴァーのインタビュー映像が到着した。
映画『キッズ・オールライト』や『シカゴ7裁判』を製作したJ・トッド・ハリスがプロデューサーを務めた本作。
テキサスの田舎町に住むごく普通の主婦メイベリンは、ある日息子の訃報を受ける。長らく疎遠だった息子の最後を見届けるため、夫の反対を押し切りサンフランシスコへ。そこで、息子のパートナーであるネイサンから、彼がドラァグクイーンでゲイバーを経営していたことを知る。さらに、遺言を遺さずに他界したため、バーの経営権は母親のメイベリンにあること、そのバーが破綻寸前の危機にあることが発覚する。息子が生きているときにはわかり合えなかった後悔をバネに、彼が自分らしく生きた街でメイベリンもまた自分らしさとは何か、生きるとは何かを見つめ直す。
主人公メイベリンを演じるのは、『アニマル・キングダム』『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞にノミネートされ、本作が久々の主演作となるジャッキー・ウィーヴァー。
田舎の保守的な女性が、当然の息子の死をきっかけにドラァグクイーンとともにゲイバーを再建するという主人公の状況について、ジャッキーは「彼女の環境はとても制限されていたけれど、突然新しい文化に出会って、とても衝撃的で理解に苦しんだと思う」と、予想外の展開に向かっていくメイベリンを分析。劇中では戸惑う姿を見事に演じている。
また本作について、「ある意味、救済の話でもある」と言うジャッキーは、「彼女は、愛に満ちた新しい居場所を見つけるの」と、自分らしさを見つめ直すという物語の本質を解説。最後には「『ラブ・アクチュアリー』が好きな人は好きなはず、『素晴らしき哉、人生!』が好きな人もね。私も大好きよ」と名作を例にあげ、作品への愛を述べた。
『ステージ・マザー』にはその他、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のルーシー・リュー、『アントラージュ★オレたちのハリウッド』のエイドリアン・グレニアー、『タンジェリン』のマイア・テイラーらが出演する。
『ステージ・マザー』は、2月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。(海外ドラマNAVI)
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