実話をもとに製作された映画『Our Friend／アワー・フレンド』。本作でハイカーに扮する『ゲーム・オブ・スローンズ』のグウェンドリン・クリスティーの魅力についてご紹介。さらに、出演者の一人ジェイソン・シーゲル（『ママと恋に落ちるまで』）のコメントも到着した。
『Our Friend／アワー・フレンド』は、2015年に「Esquire」誌に掲載され全米雑誌大賞を受賞したエッセーの映画化。ドキュメンタリー映画で高く評価され、英国アカデミー賞ノミネート経験のあるガブリエラ・カウパースウェイトがメガホンをとる。
二人の幼い娘を育てながら懸命に毎日を送っていたジャーナリストのマット（ケイシー・アフレック『マンチェスター・バイ・ザ・シー』）と舞台女優のニコル（ダコタ・ジョンソン『サスペリア』）は、ある日突然告げられたニコルへの末期がんの宣告で生活が一変してしまう。妻の介護と子育てによる負担がマットに重くのしかかる中、過去に生きる希望を失いかけた時に二人から心を救われた親友デイン（ジェイソン）が一家を支えるためやってくる。三人の想いと苦悩が交差する中で彼らが見つけた希望とは...。
ジェイソン演じるデインが、自身の生き方に思い悩み一人になるために訪れた地で偶然出会うハイカーのテレサを演じるのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』の気高い騎士ブライエニーでおなじみのグウェンドリン。
彼女は行きずりながらデインに声を掛け気遣い、見渡す限り何もない広大な場所でただひとり歩き続けるのはどういうことなのか――自身の経験や胸の内をそっと伝える。デインにとっては、人との関わりを繋ぎとめる大切な出会いのひとつとも言える。
ジェイソンは「この作品におけるデインという人物が〝支える"という役割を担っていることはわかっていました。私が衝撃的を受けたのは、キャニオン・ランズ国立公園でのトレッキングのシーンです。荒野で一人きりになった後、マットとニコル、そして子どもたちから携帯にメッセージが残されていた。そこで私はなぜデインが約2年もの間、ティーグ家に居続け、支えたのかピンときたのです」と話す。
さらに「デインはたった一本の電話で自分の進むべき道を見つけました。そしてグウェンドリンが演じたテレサとの触れ合いのように、周りの人たちへのちょっとした声かけや挨拶が相手にとって意味あることになりうるのだと再認識しました」と、テレサとのシーンの重要性を語った。
『Our Friend／アワー・フレンド』は10月15日（金）より全国の劇場で公開。（海外ドラマNAVI）
Photo:
『Our Friend／アワー・フレンド』© BBP Friend, LLC – 2020
