『ウォッチメン』『サウスランド』レジーナ・キング、26歳の息子を自殺で失う

オスカー女優レジーナ・キングの息子で、音楽家として活動していたイアン・アレクサンダー・ジュニアが自殺のため26歳という若さで亡くなったとVarietyが報じている。

現地時間1月22日、この世を去ったことが報じられたイアン。死因は自殺であることが発表されている。突然の訃報は母レジーナの代理人によってVarietyに伝えられ、これ以上の情報は現時点で発表されていない。

レジーナは声明で「私たち家族はイアンを失ったことで、これ以上ない深い悲しみに打ちのめされています」とコメント。「彼は周りの人の幸せをとても深く気に掛ける人で、輝かしい光でした。このプライベートな時間を尊重した配慮をお願いしたいです。ありがとうございます」

1996年1月19日生まれのイアンはレジーナにとってたった一人の愛息子。1997年から2007年にかけて結婚していた音楽プロデューサーのイアン・アレクサンダー・シニアと子育てに励んでいた。

Desduné名義で活動していたイアンは1月末に開催予定だったいくつかの公演にむけてパフォーマンスの準備をしていたという。最新曲「Green Eyes」は1月7日にリリースされたばかりで、レジーナも先週Instagramで楽曲の一部をシェアして応援していた。

代表作『サウスランド』にはじまり、エミー賞受賞を果たした『アメリカン・クライム』『運命の7秒』『ウォッチメン』などで知られるレジーナ。

映画での活躍も華々しく2018年には『ビール・ストリートの恋人たち』でアカデミー賞助演女優賞に輝いた。さらに『グッド・ドクター 名医の条件』などでは監督としてメガホンをとり、2020年に発表された映画『あの夜、マイアミで』では初の長編監督デビュー。こうした功績が認められ、昨年6月にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに追加されることが発表された。昨年10月に開催されたこの式典には、これまでのレッドカーペット同様レジーナの傍にはイアンの姿があった。

2019年、ゴールデングローブ賞のレッドカーペットでE! Newsからマイクを向けられ、レジーナについて「スーパーママだよ」とコメントしていたイアン。「仕事でうまくいかないことがあった日も、どんなことも一切家に持ち帰らなくて、それで僕らの時間が台無しになるってことがないんだ。一緒に過ごす時間を楽しめるお母さんがいるなんて、本当に素晴らしいことだ」と話していた。

イアンのご冥福をお祈り申し上げます。(海外ドラマNAVI)

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レジーナ・キング©Faye S/Famous