ワクチン接種義務が理由で降板の『9-1-1』キャスト、差別だと番組を起訴

昨年11月、ワクチン接種義務を理由に『9-1-1:LA救命最前線』を降板することになった元レギュラーキャストが、番組を起訴したとTV Lineが報じている。(以下、降板したキャストのネタバレがありますのでご注意ください)

米FOXのレスキュー・ヒューマンドラマ『9-1-1:LA救命最前線』で、アンジェラ・バセット扮するロサンゼルス警察署の警官アシーナ・グラントの元夫マイケル・グラント役を演じていたロックモンド・ダンバー。本作の製作現場では新型コロナウイルスのワクチン接種が義務付けられており、宗教的かつ医療的な理由でワクチンを打てなかったというロックモンドは、降板せざるを得ない状況に。

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これを受けてロックモンドは連邦裁判所に訴訟の申し立てを行い、ワクチン接種を理由にした差別であるとプロデューサー陣を起訴。製作会社20th Televisionと親会社のDisneyも彼の理由を認めなかったと主張していることに加え、今回の解雇は自身の経歴に深刻な損害を与えており、黒人ではない従業員の要求は満たされていたと主張。突然の解雇による残留分と契約金の100万ドル以上の支払いを求めている。

20th Televisionは、TV Lineに声明を発表。「我々の製作現場では、職場環境の安全を確保するため、予防接種の確認プロセスを実施しています。個々の事例に対するコメントを差し控える一方、免除に対する要求は再調査によって検討され、その場合は宿泊施設などを提供することで法的な義務を一貫して果たしています。従業員の人種を理由に、プロセスを変えたり、決定を変えることはありません」

昨年11月に番組を離れることになったロックモンドは、当時「私は法律に従い、宗教的および医療的な理由を申し立てましたが、残念ながら雇用主には受け入れてもらえませんでした。私が心から誇っている信念、そして病歴は、私の人生において非常に私的かつ個人的な側面であり、公に語ることではなく、今、その話を始めたいとは思っていません。この業界で30年にわたって俳優をしてきましたが、私にとって一番重要なことは4人の幼い子どもたちの父親、そして夫としての役割です。信仰を胸に歩む人間として、これから何が待っているのか楽しみにしています。私は素晴らしいキャストとスタッフとともに5シーズンを楽しみました。このシリーズで過ごすことができた素晴らしい時間を大切にし、関係者全員の幸運を祈っています」と声明を発表していた。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン1~3はディズニープラスで配信中。(海外ドラマNAVI)

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『9-1-1:LA救命最前線』(c) 2018-2019 Fox and its related entities. All rights reserved.