『バットマン』ゴッサム警察のスピンオフは保留に

3月11日(金)に日本公開を迎えるロバート・パティンソン主演の映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』。米HBO Maxで前日譚シリーズの製作の話が持ち上がっていたが、企画が進行することはないとマット・リーヴス監督が明かした。米TVlineが伝えている。

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』で監督、製作、脚本を務めるマット・リーヴスは、3月7日(月)にポッドキャスト番組「Happy Sad Confused(原題)」にゲスト出演。スピンオフシリーズについて、「ゴッサム警察の作品があったんだけど、実際には保留になったよ。それには取り掛かっていないんだ」と話した。

2020年7月に第一報が報じられていたスピンオフの可能性。ゴッサムシティの汚職に深く迫る内容になると伝えられ、複数のプラットフォームをまたぐ新たなバットマンユニバースが始動する予定だった。同年8月に開催されたDCファンドームでは、リーヴスは前日譚の内容について、バットマンの1年目の活躍を描く原作コミック「Year One」に立ち返るという計画をシェア。混沌とするゴッサムシティにマスクをつけて現れた自警団としての始まりの年を、ゴッサム警察に所属する一人の警官の視点を通して描くとの詳細まで明かしていた。

今でもこのスピンオフのアイデアを「僕にとっては超クール」と話すリーヴス。「きっといつか」と、ゴッサムシティの警察を描くことに望みを捨てていないようだ。

また、最終的にHBO Maxと米ワーナー・ブラザーズが別の物語を描くことに興味をもったことも告白。YouTubeチャンネルのThe Cyber Nerdsのインタビューでは、ゴッサムシティのヴィランたちが収容されている精神病院アーカム・アサイラムを舞台にしたスピンオフドラマの企画があることを明らかにしている。

HBO Maxはバットマンユニバースを拡大することに今も積極的で、映画でコリン・ファレルが演じたペンギンを主人公に据えたスピンオフシリーズの企画を進行中。コリンは主演に加えて製作総指揮も務めると報じられている。

今後も広がりを見せてくれそうなバットマンユニバース。続報が届き次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』ディラン・クラーク、アンディ・サーキス、ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、ポール・ダノ、ジェフェリ―・ライト、マット・リーヴス©JW/Famous