『ティーン・ウルフ』映画版、あの人のカムバックはなし!

マイケル・J・フォックス(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)が主演を務めた1985年公開の同名映画をTVシリーズ化した米 MTVのホラードラマ『ティーン・ウルフ』。本作の映画版が米Paramount+によって製作されることは、以前お伝えしたとおり。だが、それに戻ってこないあるキャストが明らかになった。米TV Lineが報じている。

今回『Teen Wolf: The Movie(原題)』で復帰しないことが決定したのは、スタイルズ役のディラン・オブライエン。続投の可能性はあると言われていただけに、ファンにとっては残念なニュース。今回の決断について、ディランは以下のように述べた。

「難しい決断でした。いろいろなことがありました。この作品は、私にとってこれ以上ないほど大切なものでした。今までで初めての経験であり、そこに関わった多くの人たちが非常に大切な存在です。何とかしようと思っていたのですが、あっという間に起こった出来事でした。映画版の製作が起こっていることを本当に知らなかったし、少し話を聞いただけでした。あの作品が好きですしそのことは問題ないのですし、私たちはなんとかしようとしていたのです。でも最終的には、僕はあの状態でシリーズが終わったことがよかったと判断し、今もそのままで残したいと思っています。そして、配信日の夜に完成した映画を観るつもりです。でも、僕は出演しないんですけどね」

また、ピーター役のイアン・ボーエンは以前、復帰の可能性について「ぜひやりたい」と答え、「もうすぐ撮影が始まるのを知っているから、確実なイエスかノーかは近々わかるはずです。でも、私は前向きな気持ちです。デレクとピーターが出ていない映画なんて見たくないですからね」と述べていた。

一方デレク役のタイラー・ホークリンもまた復帰しない予定。その可能性について尋ねると、彼は曖昧な答えで返していた。「肯定も否定もできません。いずれ分かることです。いろいろなことが起こっていますが、今のところ確証はありません。この世界では、何でもあり得ますからね」

また、キラ役のアーデン・チョーは、映画への出演を打診されたが、主要な女性キャスト3人の半分のギャラしか提示されなかったため断ったという。

シリーズのクリエイター、ジェフ・デイヴィスによって書かれたこの映画版は、ドラマシリーズと同じくビーコンヒルズが舞台となり、満月の夜に恐ろしい邪悪な何かが現れ、ワーウルフ(狼男)であるスコット・マッコールが、バンシーやワーコヨーテ、ヘルハウンドといったシェイプシフターを招集。かつてないほど強力かつ邪悪な敵と戦うことになる。

現時点でカムバックが決まっているのは、タイラー・ポージー(スコット・マッコール役)、ホーランド・ローデン(リディア・マーティン役)、シェリー・ヘニング(マリア役)、クリスタル・リード(アリソン役)、オーニー・アダムス(コーチのボビー・フィンストック役)、リンデン・アシュビー(ノア・スティリンスキー保安官役)、JR・ボーン(クリス役)、セス・ギリアム(アラン・ディートン博士役)、コルトン・ヘインズ(ジャクソン・ウィットモア役)、ライアン・ケリー(ジョーダン・パリッシュ役)、メリッサ・ポンツィオ(メリッサ・マッコール役)、ディラン・スプレーベリー(リアム・ダンバー役)。

『Teen Wolf: The Movie』は、2022年後半にParamount+にて配信予定。(海外ドラマNAVI)

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『ティーン・ウルフ』のキャストたち©Minas Keukazian/FAMOUS