ネット上公開されるダウンロード形式の短編"ウェビソード(Webisode)"で人気を博してテレビ化が決定、米国サイファイチャンネルでの第1シーズンの放送も高視聴率をマークし、すでに第2シーズンを製作中のカナダ発のモンスタードラマ『サンクチュアリ』。今回、ヘレン・マグヌス博士を演じるアマンダ・タッピング、ウィル・ジンマーマン博士役のロビン・ダン、そして、原作・製作総指揮のダミアン・キンドラー、監督・製作総指揮のマーティン・ウッドの4名がロケのために来日! 悪天候(どしゃぶり!)の中でのロケを敢行した翌日、記者会見でドラマの魅力を語ってくれた。
■日本は海外ロケのウィッシュ・リストNo.1だった!
社会の陰に潜むモンスターの謎を解明し、巨大ラボ"サンクチュアリ"でモンスターたちを保護・研究するヘレン・マグヌス博士らの活躍を描いたドラマ『サンクチュアリ』。登場する奇妙で時に恐ろしいモンスター(アブノーマル)たちが生み出す奇妙で独特な世界に、国際色を持たせたかったというダミアン。エキゾチックでミステリアスな魅力がある日本文化に真っ先に目を付けたのだとか。ヘレンたちキャストを行かせたい国のウィッシュ・リストNo.1が日本だったらしい。
■157歳の女性、ヘレンを演じるアマンダは?
主役のヘレン・マグヌス博士の人生は、数奇で謎に満ちている。その年齢たるや、何と157歳。とはいうものの、一見すると永遠の若さを勝ち取ったかに見えるヘレン。演じるアマンダが、初めて台本を読んだのは3年前だそうだ。1時間半で台本を読破し、すぐにヘレンのキャラクター、ストーリーの根底にある神話性に惹かれたのだという。しかし、難しいのは"157歳"というヘレンの年齢。「157歳という数字を聞くと、確かに気落ちするわ。彼女の人生はとても長くて寂しい。聡明な女性だけれど、孤独を抱えている」と役作りの奥深さを語りながらも、「女性は歳を取れば取るほどセクシーになるもの」と、157歳のヘレンを「Very Sexy!」と前向きに表現してくれた。
■第2シーズンには石井竜也がゲスト出演!
前日に行われた東京ロケは、あいにくの空模様。一時はどしゃぶりになり、ダミアンはずぶ濡れになって風邪を引いてしまったそう。ロビンの洋服もまだ乾かない?ままらしく...。しかし、マーティンは、「バンクーバーでも雨は降るけれど、冷たい雨ばかり。でも日本は温かくて、ジャケットやコートなしでも濡れていられるなんて最高!」とご機嫌。
そして、この撮影には、日本を代表して石井竜也が参加! アマンダは石井竜也を「Genius! (天才)」と絶賛。「優雅でルネッサンスを思わせる人」と印象を語った。
なお、東京ロケの模様は海外ドラマNAVIでも取材敢行! 近日、別途レポート掲載予定なので請うご期待!
■映像のスゴさに磨きがかかる第2シーズンに注目!
ロビンが初めて『サンクチュアリ』の台本を読んだ際、「これ、どうやって(映像で)見せるつもりなの!?」と疑問に思ったそう。実は、その答えは「グリーン・スクリーン」による合成技術にある。『サンクチュアリ』はグリーン・スクリーンとレッド・カメラ(高精細度映像の撮影が可能な次世代カメラ)の組み合わせにより、驚くべき映像効果を実現している点も見どころの1つなのだ。ロビンも、実際の映像の仕上がりにはいつも驚かされているとか。そして、第2シーズンでは、実写とグリーン・スクリーンのバランスの見直しを行った結果、より一層映像のクオリティがアップしているというからスゴイ。ますます第2シーズンへの期待が高まる!
...とはいうものの、日本では5月に第1シーズンの放送がサイファイチャンネルで始まったばかり。8月には第1シーズン二カ国語版の一挙放送、10月には字幕放送も予定されている。まずは、第1シーズンをじっくり堪能して、次なるシーズンに備えよう!
『サンクチュアリ』SCI FI(サイファイチャンネル)
毎週(水)後10・55ほか放送中
8月15日(土)、22日(土)、29日(土)各正午より、シーズン1(全13話)をまとめて一挙放送