WOWOWにて7月24日から放送が始まる、韓国ドラマ『カインとアベル』のジャパンプレミア試写会(第1話・字幕版)が7月7日(火)、六本木ヒルズにあるTOHOシネマズで行われた。
スターの写真を貼った手製のうちわや、名前を書いたカード、タオル、オペラグラスを手にしたファンが固唾を呑んで見守るなか、キム・ヒョンシク監督と主演のソ・ジソブ、シン・ヒョンジュンが登場。会場の熱気は最高潮に達し、しばらくファンの悲鳴や歓声が続いた。
ダークな色合いのカジュアルスーツに身を包んだ主演の2人は、映像で観るよりはるかに男前。背が高く、すらりと伸びた足が長い! そして何より輝いていたのはソ・ジソブの瞳。生で見ると、切れ長の瞳がさらに美しく印象的。3人が向きを変え手を挙げるたび、会場からはファンの歓声があがっていた。
マスコミ向けの写真撮影のあと、質疑応答に入ってもファンの興奮は収まらない。あちこちから「ジソブ!」「ヒョンジュン!」のかけ声が乱れ飛び、手を振る女性たちが続出。そして驚いたのが韓国語のわかる参加者が多いこと。司会の質問に3人が答えていると、通訳が始まらないうちに歓声が起こり、笑いが漏れていた。韓流ファンの熱意が伝わる一幕だった。
主演のソ・ジソブは『バリでの出来事』『ごめん、愛してる』『千年の愛』などに出演している、日本で大人気の韓流スター。そんな彼が兵役を終え、復帰第1作として臨んだのが今回のドラマ『カインとアベル』だ。
さて、監督と主演の2人が本作について語ったのは以下のとおり。
●作品について
キム・ヒョンシク監督:
スケールの大きさと感情表現について意識した。本作はスケールの大きさと、兄弟の葛藤と和解という細やかな感情表現がドラマの重要な柱である。
●撮影や主演の印象について
キム・ヒョンシク監督:
素晴らしいスタッフ、素晴らしい俳優陣に恵まれた。一生懸命、撮影したドラマなのでファンの心に残る作品になることを願う。
ソ・ジソブとシン・ヒョンジュンは魅力的で素晴らしい俳優だ。誠実で責任感がある。2人と一緒に仕事ができたことに満足し、感謝している。今作にかける2人の努力と情熱は作品の端々に現れている。しかし、2人にはそれだけ苦労をかけてしまったので、次に声をかけても「もう嫌だ」と言われるかもしれない。
シン・ヒョンジュン:
ヒョンシク監督に声を掛けてもらえるなら是非、次回作にも出演したい。
今回のドラマは苦労したがとても幸せだった。もしも女性に生まれたらジソブの子どもを産んでみたい(ジョーク)。
ソ・ジソブ:
復帰第1作として、素晴らしい作品、スタッフ、共演者に恵まれた。また是非、監督の作品に出演したい。シン・ヒョンジュンの演技は素晴らしく学ぶべき点が多くあった。(ジョークを受けて)子どものことはじっくり考えるとして、彼のような兄が欲しい。
●ファンへのメッセージ
キム・ヒョンシク監督:
中国では1カ月以上のロケも行った。どうか『カインとアベル』というドラマを愛して欲しい。
シン・ヒョンジュン:
最後に「人を救えるのは人だ」というナレーションがある。この言葉のとおり、人を愛するという気持ちを持ってほしい。
ソ・ジソブ:
さまざまな見所が満載の作品。作品を観たあと、幸せな気持ちになってくれればうれしく思う。
話題の韓国ドラマ『カインとアベル』は7月24日よりWOWOWで放送スタート。彼らの熱い想いの詰まった本作を観ながら、暑い夏を乗り切ってはいかが?
■『カインとアベル』WOWOWにて7月24日よりスタート!
【字幕版】毎週金曜日 よる8:00~
※字幕翻訳:久保直子