ドナルド・トランプがホストを務める『アプレンティス』って!?

アメリカの不動産王として知られるドナルド・トランプをホストに迎え全米でロングランヒットとなったのしあがり系リアリティー番組「アプレンティス」(2004年NBCネットワーク〕。「最強のビジネスマン」を探すこの人気番組が、競争者をオールセレブに変えてパワーアップした「アプレンティス セレブたちのビジネスバトル」が日本でもスタート!

この番組、2008年にアメリカで放映されるや否やその魔か不思議なキャスティングが視聴者のハートを鷲づかみにした人気番組です。今日は「でもトランプさんって一体何者?」から、「アプレンティスって?セレブたちって?」まで、みなさんが持つであろう疑問にお答えしましょう!

ドナルド・トランプってどんな人?

一度見たならば決して忘れることができない、威圧的な表情とどうみても不自然な髪型のドナルド・トランプさんをみなさんも一度くらいは見たことがあることでしょう。彼はアメリカの不動産界をリードする不動産王で純資産30億ドルといわれる正真正銘ビリオネア。「そんなにお金あったら髪型どうにかならないの?増毛とか色々あるじゃない。」なんて余計な疑問はさておき、アメリカではビル・ゲイツに並んでビジネスの一大成功者として何かと世間を騒がせているお方です。

日本では、風貌ばかり?が目立って彼がどのようにして財を成したかはあまり知られていない?ようなので簡単に説明をすると、彼は不動産開発業を営むお家に生まれた2代目。でも堅実に中流の地方集合住宅を扱っていた父の仕事は、派手好きで目立ちたがりやのトランプ少年の目には極々地味につまらなく映ったようです。成長したトランプ青年が不動産界で仕事を始めた頃、時は煌びやかな80年代に突入。好景気を背景に空前の不動産ブームがアメリカを襲います。出番だとばかりに「一番いい場所に、一番ゴージャスで、一番高いものを!」をモットーに、土地をかたっぱしから買い漁り、オフィスビル開発、ホテル、そしてカジノ経営に乗り出したところこれが大成功。アメリカの不動産王の名を欲しいがままにしたのです。

この頃の代表作が五番街に建つショッピングモールと高級マンションの複合施設、トランプタワー。「アプレンティス」の舞台でもあるこのビル、金々ぴかぴかで「カジノ?」かと見まがうほどの派手さは、今見ると恥ずかしくなるほど。他にもマンハッタンとその近郊だけで15程のトランプビルが立ち並びもはやNYはトランプ帝国化したといわれるほどそのワンマンぶりを発揮しています。

人気番組、「アプレンティス」と「アプレンティス セレブたちのビジネスバトル」って?

冒頭でもお話したように元祖『アプレンティス』は全米NBCネットワークで2004年に始まったのしあがり系リアリティー番組。内容は、不動産王(で出たがり屋)ドナルド・トランプが一般応募から選んだ見習い社員たち(=アプレンティス)にさまざまな課題を与え、一流ビジネスマンとしての適正を探ります。毎週1人選ばれる脱落者に「You are fired(お前は首だ!)」と言いわたすその言葉が放映当時の流行語になったほど。最後に生き残った優勝者は年俸25万ドルを約束され、めでたくトランプ会社の役員として契約を果たせるというものでした。

今回、日本でも放送になる『アプレンティス セレブたちのビジネスバトル』はこの『アプレンティス』の第7シーズンとして、競争者を一般人からセレブリティーに変えて放映したスピンオフ企画物。ニューヨークのトランプタワーに集められたセレブたちが、チャリティーのプロモーションを通してそのリーダー性とビジネスセンスを競い合います。要するに自分のコネと名声を使って誰が一番お金を集められるか?をテレビの前で競い合う。さすがアメリカ、えげつないことをやってくれます。「これに出ちゃって、その後のキャリアに問題がでるのじゃないかしら?」って人も出てくるけれどそこは別にいいんでしょうね。そして"セレブ"だからこその面白いトコロは、やっぱり集められちゃう金額の多さ。なんだかあっけに取られるのでご注意を!

で、どんな"セレブ"が出ているの?
注目のセレブはこの人達!

ジーン・シモンズ 注目度No1!★★★

言わずと知れたKISSのベーシスト。過激なパフォーマンスで未だにロックスピリットの健在ぶりをアピールしたそうなジーンだけれど、実はKISSに関しての権利は彼が全て管理していると知られている。意外なビジネスの手腕を持ち合わせていそう。視聴者を裏切らないで欲しい人NO.1でもあるはず!

ナディア・コマネチ 注目度★★

なつかしのルーマニアきっての体操スター「白の妖精」コマネチ。モントリオールオリンピック、モスクワオリンピック共に多数のメダル獲得者。ビートたけしの「こまねち!」が大好きだった母を思い出してしまう私としては目が話せない1人。

ヴィンセント・パストーレ 注目度★

『ソプラノズ 哀愁のマフィア』の"ビッグパッシイー"で一躍名を馳せた俳優。リアリティー番組の常連でVH1の『セレブリティーフィットクラブ』では14キロの減量に成功した他、ABCの『ダンシング・ウィズ・ザ・スター』では軽快な踊りも披露。

ティト・オーディズ 注目度★

総合格闘技家で元UFC世界ライトヘビー級王者。UFCを代表する人気選手の1人。最近ではアクション俳優としても映画に出演している。

レノックス・ルイス 注目度★

1988年のソウルオリンピックチャンピオン。ボクシングヘビー級チャンピオン。モハメド・アリとともに3回ヘビー級チャンピオンとなった記録保持者。

スティーブン・ボールドウィン 注目度★

アレック、ダニエル、ウィリアム・ボールドウィンを兄に持つ"ボールドウィンブラザ-ズ"の末っ子。顔は一番上のアレックに似ていて職業も一応俳優だけれど、映画『ユージュアルサスペクツ』以外に目立った活躍は見られない一番の地味どころだけに、ビジネスの手腕を見せたいはず...。

オモローザ・マニガウルト・ストールワース 注目度★

元副大統領のアル・ゴアに従事した経歴を持つ政治コンサルタント。第1回『アプレンティス』出演者で、前回は9週目まで残ったということを武器に、リーダーシップを発揮するが...?

この外にもBBCのキャスターや、元プレイメート、売れっ子カントリーシンガーなど、素性を探ってみると以外に面白い人達が出演。でも知らなくっても全然大丈夫! みなさん有名人だけあってキャラが濃くあくが強いので、結構早い段階でリアリティー番組中毒になれるのお墨付きです。さあ、トランプさんにビジネスの才能を認められるのは一体だれ?