『HAWAII FIVE-0』シーズン2撮影中のアレックス・オロックリンにインタビュー!!

ただいまハワイで撮影中の『HAWAII FIVE-0』シーズン2。チームFIVE-0のリーダー、スティーヴ・マクギャレット役のアレックス・オロックリン(オローリン)から、撮影中の出来事や作品にかける思いなどを伺いました。シーズン1のプレミア上映会の様子も織り交ぜつつ、お楽しみください。

――撮影は順調に進んでいるそうですが、シーズン2の見所はどこでしょうか?

アクションがすごいことかな。毎日、筋肉痛で悩まされているほどで。まだ6話目の撮影をしているところなんだけど、すでにいろんなことに挑戦している。飛行機から飛び降りたり、乗馬で島をまわったり、200フィートも深くダイビングしたり。脚本を読むときは、その展開やスケールの大きさに『オー・マイ・ゴッド!』って興奮するんだけど、実際にそれをこなす段階になると、体が悲鳴をあげることになる。なにしろ、TVの過酷なスケジュールのなかですべてをこなさなきゃいけないからね。

――これまで出演した『Moonlight』『Three Rivers』といったCBSのドラマはいずれも放送中止の憂き目に遭っていますよね。『HAWAII FIVE-0』は初めてシーズン2に突入したドラマということになりますが、ご気分は?

最高だよ。ネットワーク局でのドラマはこれが3本目なんだけれど、1作目が放送中止になったときはかなり落ち込んだね。そして、2つ目も同じ道を辿った。だから、このドラマに出演するときはとても用心深くなったよ。今後のキャリアのこととか、いろいろ検討して。もしも、『HAWAII FIVE-0』が放送中止になっていたら、しばらくはTVからは離れることになっていただろうね。

――そこまで思い詰めていたのなら、喜びもひとしおですね。

うん。シーズン2をこうして制作できているってことは、ぼくらがやっていることがきちんと認められたという証拠だ。みんなの努力が報われて、とても嬉しい。ぼく自身、『HAWAII FIVE-0』の大ファンだしね。

――『HAWAII FIVE-0』をオファーされたときは、出演に消極的だったと聞きましたが、本当ですか?

その通り。でも、それは『HAWAII FIVE-0』というドラマ自体に抵抗があったわけじゃないんだ。その前に出演していた『Three Rivers』という医療ドラマが大好きだったからなんだよ。『Three Rivers』では、番組臓器移植っていうものすごく重要なテーマを扱っていて、もしも番組が成功していたら、さまざまな慈善団体とタイアップして、臓器移植問題を多くの人に知ってもらう計画があったんだ。そういう動機があったからこそ、あのドラマに情熱を注いでいたんだ。番組終了で落ち込んだのは、そうした計画がすべてダメになってしまったからで。

――なるほど。

『HAWAII FIVE-0』をリメイクするという話は前から聞いていたんだが、まさか本当に作られることになるとは思っていなかった。だから、オファーされたときはものすごく驚いたよ。ただ、ぼくにとってみれば、この仕事を引き受けることには相当な勇気が必要だった。『HAWAII FIVE-0』がもしキャンセルになったら、3番組連続でドラマを潰したことになってしまう。そうなったら、誰もぼくも雇ってくれなくなる。で、家族や親戚、業界の友人なんかに相談しまくった。

でも、みんなが同じことを言うんだ。『これを引き受けなければ、お前はバカだ』って。このドラマが成功することは、スタッフの名前を見ただけでも明白だっていうんだ。レン・ワイズマン監督がパイロット版でメガホンを握り、ピーター・レンコフがショーランナーを務め、アレックス(・カーツマン)とボブ(・オーチ)が製作総指揮に名を連ねている。失敗するはずがないってね。

――『HAWAII FIVE-0』に出演を決めたとき、は、グレイス・パークはあなたにスティーヴ・マクギャレット役が務まるはずがないと思ったそうです。

それは面白いね(笑)。

――『Moonlight』での長髪の写真を見たからだそうですが、どうやって変貌を遂げたのですか?

はっきり言って、スティーヴ・マクギャレットという男はぼくよりあらゆる面で秀でている。ずっとずっとタフで、おかげでぼくは常に筋肉痛に悩まされることになるんだけど(笑)

――(笑)。

ぼくは新しいキャラクターを演じるときは、いつもできるだけその人物を深く理解しようとする。で、そのためには、なんらかの突破口を見つける必要がある。内面を理解するためには、取っ掛かりが必要なんだ。で、マクギャレットはネイビーシールズ出身という設定だから、それこそがぼくにとっての突破口になると感じたんだ。

ネイビーシールズはアメリカ海軍のなかでもエリート中のエリートで、過酷な訓練に耐え抜く必要がある。その経験は、たとえ引退しても一生体にしみついて消せないほどのインパクトがある。だから、マクギャレットの思考回路を理解するためには、ネイビーシールズの訓練を受けるしかない、と。子供のころからマーシャルアーツをやっていたんで、肉体的なことは得意としていた。だから、フィジカル面からキャラクターを理解しようと、サンディエゴで訓練を受けたんだ。

――あなたとマクギャレットとの共通点はありますか?

マクギャレットのタフさはつくづく尊敬するよ。ぼくなんかは、毎朝目覚ましで起きるたびに、愛犬を見つめて、泣き言を言ってるよ。「果たして、今日の仕事をこなせるだろうか」ってね(笑)で、ベッドから這い出して、なんとか朝食を取って出かけていく。現場でメイク椅子に座っているうちに、だんだんと心の準備ができてくる。でも、マクギャレットは違う。いつ何時でも100%の力を発揮できる。それに比べてぼくは、いつでも眠くて(笑)

――(笑)。

ただ、シーズン2に入って、ようやく切り替えのスイッチを身につけることができた。いまではすぐにマクギャレットになることができるし、オフになることもできる。だから、休憩時間にはすぐにスイッチをオフにしてトレーラーで休み、呼び出されたら、すぐにオンにするということができるようになった。おかげで、時間の使い方がとても上手になったと思う。

――『HAWAII FIVE-0』はハワイを舞台にしていて、しかも、警察が全面的に協力しています。ハワイで生活する上でなにかメリットはありますか? たとえば、オリジナル版でマクギャレットを演じていたジャック・ロードは、スピード違反をしてパトカーに停められたときに、無罪放免になったそうなんです。警官が公務中のマクギャレットの邪魔をしてしまったと勘違いして...。

それは面白いね。実は、このあいだ似たようなことがあったんだ。撮影休止期間に起きたことなんだ。東部の山から車を走らせていたとき、ぼくは明らかにスピード違反をしていた。とても疲れていて、腹が減っていて、スピードを出しすぎていることに気づかなかった。それで、警察に停められて、こっぴどく叱られた。『どれだけスピードを出していたか分かるか?』ってね。

ぼくとしてはとにかく平謝りだった。休みのあいだは髪を短くしていたんで、まったく気づかれなかった。免許と車両登録証を見せろと言われたんで、黙って従って、なるべく自分の正体がばれないように努力した。『ハワイの住人か?』と訊かれて『はい』、『なにをしている?』『仕事をしてます』って、曖昧な返答に終始して(笑)。

――(笑)。

でも、「どんな仕事だ?」って、相手が食い下がってくる。「エンターテイメント業界です」って答えると、「どんなエンターテイメントだ? ポールダンスをするような類か?」ってて言われるんで「いえ、テレビです」と言わざるを得なくて。最終的には『HAWAII FIVE-0』で仕事をしていることを白状したんだけれど、それでも、ぼくのことが分からないらしく、どんな役職だと訊く。

で、もう面倒になったんで、警察バッジを見せて正体を明かすことにしたんだ。番組がキャンセルになった場合に備えて、パイロット版のあとに現場から拝借したものがあったんだ。記念品としてもらっていて、そのままダッシュボードに入れっぱなしにしていたことを思い出した。で、それを見せたら、警官がなんて言ったと思う?

――何て言ったんですか?

『たったいま、君は犯罪を重ねたぞ。警察官になりすますのが重い罪だって知っているのか?』って(笑)

――大変じゃないですか(笑)。

そのあとようやく誤解が解けて、なんとか許してもらえたんだけれどね(笑)

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(海外ドラマNAVI)

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