ベネディクト・カンバーバッチ、英国エンタメ業界で最も影響力のあるTOP10に選ばれる

英BBC『SHERLOCK(シャーロック)』のホームズ役でブレイクしたベネディクト・カンバーバッチ。最近では、テレビ以外での活躍もめざましく、2012年のアカデミー賞ノミネート作品『戦火の馬』や『裏切りのサーカス』に出演し、俳優としてますます頭角を現している。

そんな彼が、このたび英国エンターテイメント業界で影響力のある1人に選ばれた。今回の結果は、女性ファンによる人気投票ではなく、英国業界情報誌Broadcastが毎年発表する「Broadcast Hot 100(最も影響力のある人物TOP100)」で、テレビや映画業界で活躍している俳優およびスタッフ全体から選出される。業界トップ経営者、コミッショナー、監督、プロデュ―サー、脚本家、タレント(俳優・歌手・アーティストなど)、その他技術系の分野において、昨年度最も目覚ましい活躍を見せた業界人がリストに名を連ねるわけだが、今年発表されたリストのうち、5分の1の名前が入れ替わったということからも、いかに動きが激しいかがうかがえる。

ベネディクトは、今回「タレント(俳優・歌手・アーティスト)」分野で2位に選ばれた。1位は英国メディアで引っ張りだこの超売れっ子マジシャン、Dynamo(ダイナモ)。ほかには『ジョン・カーター』のドミニク・ウェストや『ピープ・ショー ボクたち妄想族』シリーズ、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』などに出演するオリヴィア・コールマンなども名を連ねている。ハリウッドに進出し、大作にも出演するだけでなく、本国のテレビドラマや独立系の映画作品などバランスよく出演している俳優が選ばれる傾向にあるようだ。

ちなみに『SHERLOCK(シャーロック)』シリーズ最新作を手がけた製作のスー・ヴァーチャーと監督のポール・マクギガンもぞれぞれリスト入りしている。
さて、隆盛の浮き沈みの激しい業界で、来年もベネディクトはこのリストに名を連ねることができるのか、彼の活躍に期待したい。(海外ドラマNAVI)

Colin Hutton (c) Hartswood Films 2010