『ダウントン・アビー』マギー・スミスが降板するかどうかは本人次第

『ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~』でグランサム伯爵(ヒュー・ボネヴィル)の母バイオレットを演じている名優マギー・スミス。依然としてシーズン3をもって降板するのではないかとの憶測が絶えないなか、クリエイターのジュリアン・フェロウズがこの件について口を開いた。

テレビ批評家協会(TCA)のサマー・プレスツアーに出席したフェロウズは、米TVLineの取材に対して「彼女が続投するか降板するかは完全に本人次第」とコメント。ちょっぴり投げやりすぎる気もするフェロウズだが「マギーに関してはわからない」と肩をすくめ、「他の出演者たちは続くシーズンも契約済みだけど、彼女はしていない。我が道を行くという姿勢を貫いている」と説明した。

実際、ほとんどのメインキャストがシーズン5まで契約を更新済みだ。しかしマギーは長期的な契約に応じていない。アカデミー賞に2度も輝き、本作でエミー賞最優秀助演女優賞を獲得している彼女は、眼光が鋭く、かくしゃくとした風貌ながら、すでに77歳。他にいいオファーがあれば断固優先する構えなのだろうか?

そんなわけでマギーの進退については謎に包まれたままだ。フェロウズは「僕としては、ダウントン邸が崩れ落ちるまで彼女が番組に出演してくれることを願うよ」と冗談交じりに付け加えたという。

ちなみに、伯爵家の跡取り婿として邸宅に招かれたマシュー役のダン・スティーヴンスも早期降板するのではないかと噂されている。だが、フェロウズはこれに関しては否定し「彼はブロードウェイ(秋に上映される『The Heiress』)に行くけど期間限定の公演だ。3か月間しか出演しない」と説明しているので、ダンの番組降板は心配なさそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ダウントン・アビー』バイオレット役のマギー・スミス
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