ギャラ交渉が泥沼化! 『モダン・ファミリー』主要キャストが20世紀FOXテレビジョンを提訴!

今年のエミー賞でコメディ部門最多の14部門にノミネートされている大人気シットコム『モダン・ファミリー』。そろそろ来シーズンの噂が聞こえてきそうな時期にもかかわらず、なんと主要キャストの5名が契約内容の無効を求めて、番組の制作会社である20世紀フォックステレビジョンを提訴したことが明らかになった。

米The Hollywood Reporterによると、訴訟を起こしたのは、タイ・バーレル(フィル)、ジュリー・ボーウェン(クレア)、ジェシー・タイラー・ファーガソン(ミッチェル)、エリック・ストーンストリート(キャメロン)、ソフィア・ヴァーガラ(グロリア)の5人。

以前より新シーズンの出演交渉でギャラアップを要求していた彼らに対し、20世紀フォックステレビジョン側は、シーズン4では1話あたり15万ドル、シーズン5では1話につき20万ドル、シーズン6ではさらにアップの22万5000ドル、その後シーズン9まで、1話あたり最高32万5000ドルを支払うというオファーを提示。1話あたり6万5000ドルというこれまでの契約と比べると、番組の成功を考慮した大幅なアップにもかかわらず、5人はこのオファーを却下し交渉は決裂。そして、今回の訴訟に至ったという。

『モダン・ファミリー』は平均1310万人もの視聴者を獲得し、番組を放映するABCは昨年1億6500万ドルもの収益を上げたというドル箱の番組。高視聴率とエミー賞をはじめとする数々のアワードを味方につけ、さらなるギャラアップを望んでいるキャスト達だが、一部では提示された金額の2倍以上のギャラを要求しているとも言われ、今後の交渉はさらに難航を極めそうだ。20世紀フォックステレビジョンとABCは、この訴訟について現在のところ何もコメントしていない。

日本では、シーズン2の放送が9月9日からFOXにてスタートするが、それまでに安心してドラマを楽しめる状況になっていてほしいものだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『モダン・ファミリー』
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