米CBSの人気犯罪ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』でベテラン捜査官ジェーソン・ギデオンを演じたマンディ・パティンキンが、本作への出演を後悔している(!?)ことを明かした。
2005年に放送が始まったシーズン1からシーズン3までレギュラーキャストとして活躍したマンディ。だが、彼によるとこのドラマへの出演は「仕事上での最大の失敗」だったらしい。米ニューヨーク・マガジンのインタビューに対して「(『クリミナル・マインド』が)思っていたのと大分違う内容だった」と明かしたマンディ。「まさか毎回、女性が殺されたり暴行されたりするとは思わなかった。それが、何日も、何年も続くんだ」と、その理由を説明した。
さらに、「私の信念や人格に悪い影響を及ぼしたよ。だからそれ以来、もうTVの仕事はするまいと思った」とマンディ。本作を降板して以来、しばらくTVシリーズから遠のいていたのには、こんな理由があったようだ。演技とはいえ、やはりその世界に入りこんでしまうとつらいのかもしれない。どんどん仕事で直面する悲惨な状況にまいっていくギデオンの演技は、リアルな気持ちだったのかも!?
現在マンディは、Showtime局の心理スリラー『HOMELAND』でCIA職員のソールを演じている。本作でも殺人シーンが登場するが、これについては「(犯罪ドラマを観る人の)趣向について、あれこれ言うつもりはない」と寛容なコメントをしている。(海外ドラマNAVI)