アメリカで9月28日からシーズン9の放送がスタートした『CSI:ニューヨーク』。これに先駆けて、本作の製作総指揮を務めるプロデューサーたちが、"これが最終シーズンだという姿勢で番組を製作したりはしない"と発言。シリーズ続行を望む気持ちを米TVLineのインタビューで明かしたという。
「番組が続いてシーズン10ができたら誰もがハッピーだ」と語ったのは、製作総指揮の一人であるザック・ライター。しかし彼は、シーズン9もシーズン8同様、シリーズ更新が決まらないうちに最終話を製作しなくてならない可能性があると認めたという。つまり、今シーズンの最終話をシリーズフィナーレに見合う内容で描かなければならなくなるかもしれないということだ。それでもライターは「シーズンフィナーレまでの17話分は、最終回を意識するような番組作りはしない」とキッパリ言い切った。
「シーズン9は、もっと危険を冒して登場人物たちを変化させていく。決まりきったことをただ繰り返すようなことはしないよ」とも語ったライター。これまでとは異なる方向性で本作を描いていく意向を示した。同じく製作総指揮を務めるパム・ヴィーシーも「ある種の軽さを出していく」と発言しており、「すぐにわかるものではないけれど、思わずニッコリしてしまうような、すごく愉快で楽しいストーリーを投入する」と明かしたそうだ。
今秋の番組再編にあたって、放送局の米CBSは『CSI:科学捜査班』と『CSI:ニューヨーク』は更新したものの、最終的に『CSI:マイアミ』を打ち切った。製作者側は、来季もそうした厳しい状況に陥ることを懸念しつつ、今後も番組が続いていくよう新たな方向性で番組作りに励んでいく方針のようだ。
製作者たちの熱い思いが実を結び、本番組が今後も更新されることを祈りたい!(海外ドラマNAVI)
Photo:CSI:ニューヨーク
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