【ネタばれ】『SHERLOCK/シャーロック』の宿敵モリアーティが再登場する可能性は?

『SHERLOCK/シャーロック』でホームズの宿敵モリアーティを演じたアンドリュー・スコットは、モリアーティのたどった運命についてコメントした。

シャーロックが取り組む事件の裏で糸を引く"犯罪コンサルタント"モリアーティは、これまでのホームズ作品で描かれていた同キャラとは異なり、挙動が予測不能で、狂気をただよわせる危険な男に仕上がっている。その演技が高く評価されたアンドリューは、英国のアカデミー賞"BAFTA"テレビ部門の助演男優賞を受賞。英ITVで今月放送されるミニシリーズドラマ『The Town』では主役を演じている。

(以下はネタばれを含むので注意!)

『シャーロック』シーズン2の第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー(The Reichenback Fall)」で、モリアーティは自分の頭を撃ち抜いて死亡した。一方、ホームズは聖バーソロミュー病院の屋上から飛び降りて死亡したように見えたが、実は生きていたことがラストシーンで明かされている。となると、モリアーティも実は生きているのではないか? という推測がファンの間で持ち上がっていた。

このウワサについてアンドリューは、「モリアーティは死んだ」とはっきり否定。「ああいうキャラクターにはこれ以上ない幕切れだったんじゃないかな」と、大衆紙The Sunのインタビューで語っている。

「『シャーロック』のことはとても誇りにしている。モリアーティはインパクトの強いキャラクターで、視聴者からの反響は本当に大きかった。でも役に乗っ取られないのは僕にとって大事なこと。リスク覚悟で、できるだけいろんな役を演じないといけない。より人間らしい側面を見せるのはいいことだ」と、俳優としての今後の抱負を語るアンドリュー。

一方、ホームズ役のベネディクト・カンバーバッチは、アンドリューとの共演が大変気に入っていたようで、「ホームズとモリアーティの関係は物語に躍動感を与えていたんだ。だからシーズン2で、彼が自分の頭を撃ち抜いたときはとても悲しかったよ」と今月はじめに語っていた。

第3シリーズの撮影は2013年初頭にスタートするが、アンドリューの今回の発言からすると、モリアーティが復活する可能性は残念ながら(?)なさそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SHERLOCK/シャーロック』
(c)Colin Hutton(c)Hartswood Films 2010 John Rogers©Hartswood Films 2010