医療ドラマといえば『ER』『グレイズ・アナトミー』『Dr.HOUSE』などの名作があるが、これらに加え、相当な骨太の医療ドラマが登場する。それが、イマジカBSで11月14日からスタートする『コンバット・ホスピタル 戦場救命』だ。
本作の舞台は、2006年、紛争中のアフガニスタン南部のカンダハル飛行場内に設置されたロール3病院。2001年9月から続くこの国の戦場に、同年12月、カナダ軍・外科医のザヴィエル・マークス大佐を責任者とするISAD(国際治安支援部隊)の多国籍医療チームが、NATO軍の病院を設置したのだ。
救急手術や集中治療の施設を完備はしているものの、その建物はと言えば、テント、そしてベニヤ板とダクトテープでつくった仮設建物、そして輸送コンテナを再利用しただけのものだ。いつ襲撃されるかも分からない、危険と隣り合わせの毎日。医療スタッフでさえ防弾チョッキと銃を携え、命懸けの医療が続いている。昼夜を問わず運び込まれてくるのは、NATO兵だけではなく、被害にあった一般市民や敵兵も。皆、重症患者ばかり...
戦場での医療スタッフの再現、という難題に挑戦するキャストの豪華さは見どころの一つだ。病院の責任者であるザヴィエル大佐をイライアス・コーティアス(『モールス』)、エリート外科医レベッカ少佐をミシェル・ボース(『HAWAII FIVE-0』)英国人で脳外科医のサイモンをルーク・マブリー(『エグザム』)、このほか、デボラ・カーラ・アンガー、アーノルド・ピノック、テリー・チェンらも出演する。
実在するこの病院で実際に任務についていたカナダ軍医を監修に迎えて制作された『コンバット・ホスピタル 戦場救命』。人々の命を救うために戦っている医療スタッフの真実の姿から、目が離せない!(海外ドラマNAVI)
Photo:『コンバット・ホスピタル』
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