【ややネタばれ?】『スタートレック・イントゥ・ダークネス』でベネディクト・カンバーバッチは何の役を演じるのか? 推測ブームが再燃!

2013年5月17日に全米公開が予定されている映画『スタートレック・イントゥ・ダークネス』(日本での公開は9月)。その告知映像などが先週公開されたことから、ベネディクト・カンバーバッチが演じる"悪役"は誰なのかを推測する動きが盛んになっている。

(以下は、ネタばれになるかもしれない情報を含むので注意!)

現代ロンドンの名探偵ホームズを描く『SHERLOCK シャーロック』で一躍有名になり、先週の来日時には、成田空港や特別フッテージ上映会でファンの大歓声を受けたベネディクト。だが、本作で演じる役の詳細はいまだに謎のベールに包まれている。

「『スタートレック』のファンにはお馴染みの人物が悪役になる」という情報が関係筋から漏れたと昨年伝えられたことから、今年の1月、ベネディクトの抜擢が報じられたときにもさまざまな憶測が流れた。そして今回、告知映像で示された数々のカットをヒントに、"悪役"の正体を言い当てる動きがふたたび活発になっているのだ。

まず、多くのメディアやファンサイトが第一候補として挙げているのは、オリジナルシリーズ『宇宙大作戦』の「光るめだま」というエピソードで、ゲイリー・ロックウッドが演じた"ゲイリー・ミッチェル"。カークの親友で、神のごとき超能力をそなえたことから悲劇的な運命を歩む人物だ。今回の告知映像で、ベネディクトが演じるキャラクターが宇宙艦隊の出身者のように描かれていること、また、超人的な能力を発揮しているらしいことなどが根拠になっている。

また、『宇宙大作戦』の"宇宙の帝王"や『スター・トレック2 カーンの逆襲』で、リカルド・モンタルバンが演じた"カーン・ヌニエン・シン"という説も、以前から根強い。「私は還ってきた。復讐のために」という告知映像のナレーションに加え、ガラス越しに重なり合う手のショットが、『スター・トレック2』のクライマックスを連想させることが根拠になっている。

このほか、元宇宙艦隊司令官の"ガース船長"や、カーンの腹心の部下である"ヨアキム"といった説もある一方で、"一から作り起こした新キャラ"という可能性ももちろん残されている。いずれにせよ、告知映像に対する反応は上々で、「来年の公開が待ち遠しい」との声が方々から上がっているところだ。

なお、今週に入ってパラマウントがリリースした宣伝用スチルの付記事項において、ベネディクトの役名が"ジョン・ハリスン(John Harrison)"と記されていることが判明した。ただし、これはファンの注意をそらすために用意された仮の名称である可能性もある。(海外ドラマNAVI)