ディスカバリー・チャンネルといえば、世界最大のドキュメンタリーチャンネルとして知られ、質の高いノンフィクション番組を制作している米ケーブルネットワーク局。そのディスカバリー・チャンネルが、なんと初めてドラマシリーズを制作することがわかった。

米Inside TVによると、このディスカバリー初のドラマは『Klondike』というタイトル。カナダ人作家シャーロット・グレイの著書「Gold Digger: Striking It Rich in the Klondike」を原作とし、1890年代後半、ゴールドラッシュに沸いたユーコン準州のクロンダイク地方を舞台にした作品になるという。脚本は『プリズン・ブレイク』のクリエータ、ポール・シュアリングが担当し、製作総指揮にはシュアリングに加えリドリー・スコット(『プロメテウス』)とデヴィッド・W・ザッカー(『グッド・ワイフ』)といった豪華な顔ぶれが揃っている。

ディスカバリー・チャンネルは、「これまでもドラマ制作を試みたことはありましたが、すべての条件が完璧に揃う時を待っていました」とコメントを発表。そうそうたるメンバーを迎えてのドラマ制作は、まさしく満を持して、との表現が相応しい。

『Klondike』は、幼なじみのビルとエプステインがユーコン準州の雄大で手つかずの自然と闘いながら、新たなゴールドラッシュを夢見て一攫千金を夢見る壮大なストーリになっているという。ドラマでありながら、史実に基づいたある種のドキュメンタリ要素も楽しめそうな内容だ。ディスカバリー・チャンネル初のドラマに、今後ますます期待が高まりそうだ。(海外ドラマNAVI)