ケヴィン・ベーコン主演、話題の新作ドラマ『The Following』はバイオレンス色が強すぎ!?

1月21日よりいよいよアメリカで放送が開始される、ケヴィン・ベーコン主演の新ドラマ『The Following』。先日、TV番組の評論家に向けた試写会が行われたが、その直後のインタビューでは暴力や殺人シーンに関する質問が殺到していた。

『The Following』は、ケヴィン扮するFBI捜査官ライアン・ハーディが、全米史上最悪と言われる連続殺人鬼ジョー・キャロルを追う、というストーリー。キャロルは以前ライアンに逮捕され、死刑執行を待つばかり身だったが、死刑執行直前に脱獄。悪夢のような殺人が再開され、最初の数エピソードには、自殺を含む多くの殺人シーンが流れるという。

米TV Guideによると、クリエイターで脚本家のケヴィン・ウィリアムソンは殺到した質問に対し、「確かに脚本を書く際、コロンバイン高校や最近のコネチカット州での小学校銃乱射事件ことは考えざるを得ません。でも、現実で起きた凄惨な事件のことが頭をよぎるたび、これはフィクションだ、僕はストーリーテラーなんだ、と自分に言い聞かせました」と、あくまで物語であることを強調。

ライアン役のケヴィンも、「初めて脚本を読んだ時、早く先が読みたくてページをめくる手がもどかしかったよ。魅力的な登場人物や早いストーリー展開にハラハラしたね。その上、優しい感情やセンチメンタルな部分も失われていないんだ」と、猟奇的なシーンにばかり注目するメディアをけん制し、ウィリアムソンを擁護している。

そもそもこの『The Following』の根底にあるコンセプトは、憎しみや恐怖ではなく、なんと愛だそうだ。ウィリアムソンは、「一見、悪人対善人という構図ですが、キャロルも単なる殺人鬼ではなく、元はとても優秀で人気のあった教授なのです。何が彼を狂気に向かわせたのかを紐解き、またどうやってライアンがキャロルを追い詰めていくのかを、視聴者の方には楽しんでもらいたい」と、番組の見どころを説明した。

人気俳優であるケヴィンが出演することで注目が集まっていたが、ち密に練られた予測のつかないストーリー展開でも視聴者を引き付けることは間違いないようだ。日本での放映を期待したい!(海外ドラマNAVI)

Photo:『The Forrowing』