『ゲーム・オブ・スローンズ』俳優ウィルコ・ジョンソン、末期のすい臓がんと診断される

米HBOの大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でシーズン1と2にわたって出演した英国人俳優のウィルコ・ジョンソンが、末期のすい臓がんであると診断された。

英Echoが、このニュースを最初に伝えると、ウィルコのマネージャーはこの報道が事実であることを確認。ウィルコ側の声明として、「大変残念なことに、ウィルコは先日、末期のすい臓がんであると診断されました。彼は化学療法を受けない選択をしました。現時点では気分もよく、身体的な苦痛などはありません。残された時間を活動的に過ごしたいとしています」と発表した。

現在65歳のウィルコは、『ゲーム・オブ・スローンズ』でサー・イリーン・ペイン役としてシーズン1と2の計4エピソードにわたってゲスト出演。また、70年代初頭からイギリスのパブロック・シーンをけん引し、後のパンク・ロック・ムーブメントの火付け役となったDr Feelgoodのギタリストとしても知られる人物だ。

彼のマネージャーは続けて、「音楽業界で長年にわたる皆様からのサポートに対し、ウィルコは心からの感謝を捧げたいと願っています。とりわけ彼のライブに足を運び、レコードやCDを買ってくださった献身的なファンのおかげで、彼の人生はこの上なく満たされ、充実したものになりました。ありがとうございます」と声明の中で述べた。

また、大の親日家でもあるウィルコは、日本のミュージシャンとの親交も深く、数多くのミュージシャンに影響を与えている。

ウィルコは現在来日中で、10日には東京の南青山でライブを行った。16日には京都のライブハウスでもセッションライブを行う。今後は残された時間の中で、制作中のCDやライブDVDを完成させ、英仏でもツアーを行う予定だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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