昨年7月、シーズン2を最後に打ち切りが決定された『The Killing ~闇に眠る美少女』だが、AMCは打ち切りを撤回、シーズン3の製作を正式に発表した。
米TV Guideによると、更新が決定したシーズン3は12エピソードで構成され、前回の事件が解決したおよそ1年後から始まるという。しかし、シーズン2から継続して出演するのは、サラ役のミレイユ・イーノスと、スティーブン役のジョエル・キナマンのみ。サラはすでに刑事を辞めていたが、前回の事件を彷彿させる行方不明事件が発生、スティーブンに呼び戻されるという設定だという。
『The Killing ~闇に眠る美少女』は、ヨーロッパで高視聴率を獲得した人気ミステリードラマ『Forbrydelsen(犯罪)』を、『コールドケース』のプロデューサー、ヴィーナ・サッドがリメイクしたシリーズ。そのち密なストーリー展開と、誰もが容疑者に思える複雑な人間関係が話題を呼び、一時は270万人もの視聴者数を獲得するほどの人気だった。しかし、シーズン1の最終回で事件が解決に至らなかったことなどから視聴者離れが進み、シーズン2での打ち切りが決定していた。
放送局のAMCと製作担当のFox Television Studiosは、「新たなシーズンを迎えることができ、大変嬉しく思っています。我々が誇るこの素晴らしいドラマをどうにか生き返らせる方法はないか、打ち切り発表後も模索していました」と、コメント。そして、今回の事件は、必ず12話で解決するという異例の公約(!?)も発表している。
一度キャンセルになったものの、見事に息を吹き返した『The Killing』。生まれ変わった新シーズンは視聴者にどう受け止められるのか、今後の展開が楽しみだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『The Killing ~闇に眠る美少女』
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