「007」吹替ドリームチームが大集結! 新録版『007/慰めの報酬』は、5月8日発売

世界中の人々に長きに渡り愛されてきた「007」シリーズ。現在キングレコードから、『007 TV放送吹替初収録特別版DVDシリーズ』が順次発売されているが、本シリーズの中で『007/慰めの報酬』はこれまでTV放送用の吹替が作られていなかった。(昨年12月にTBSにて放送された同作は、既存のDVD商品に収録された吹替版を使用)。このため、今回このDVDシリーズのためだけに、豪華声優陣が集結し、新たな吹替を収録することとなった。

新録吹替製作が発表された本日、都内アフレコスタジオにはジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)役の藤真秀、"ボンドガール"カミーユ(オルガ・キュリレンコ)役の武田華、ボンドの敵ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)役の江原正士が登場し、今回のアフレコについて語った。

ジェームズ・ボンドの声を担当する藤は、これまでに多くの先輩声優たちがボンドを吹き替えてきたことについて、「先輩すぎて先輩がたを参考にする、とかいうよりもまず自分ができることを精一杯務めた。先輩たちの足元に少しでも近づけるようにやりたい」と緊張気味にコメント。すると先輩ボンドの一人でもある江原が「そんなこといって...思いっきりやればいいんだよ。遠慮はいらないから」と返しつつ、江原自身が演じたピアーズ・ブロズナン時代の「『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』もよろしくね」と笑いを誘い場を和ませていた。

一方、"ボンドガール"を演じる武田は、普段は子役の吹替が多いという話から、「今回大人の女性を演じることになったが、自分が今、十分大人ですので、等身大で演技しようと思っている。セクシーさは内面にかくして表向きは健康的な女性に」と語った。かつて、武田は藤と兄妹の役を、そして江原とは親子、しかも武田がそのときは"息子"役だったこともあって、今回女性を演じる武田に江原が「なんだか不思議な気持ち。(女性を演じる武田は)かわいいんだ!って思った」と言うと、3人大笑いとなる一幕も。

藤、武田、江原のほかには内海賢二、青山穣、大塚芳忠、加藤優子ら、過去のTV放送吹替に出演した声優陣も多数登場する、まさにドリームチームで作られる新録版『007/慰めの報酬』は、5月8日(水)にDVD発売される。(海外ドラマNAVI)

Photo:(左から)武田華、藤真秀、江原正士