イギリスやアメリカで、シーズン7が終了したばかりの『ドクター・フー』。そのシーズン最終話の放送より一週間近くも前に、同エピソードを収録したブルーレイBoxが予約注文した人に向けてアメリカで発送されてしまったことは、すでにお伝えした。その顛末について、製作総指揮を務めるスティーヴン・モファットが、英The Guardianでコメントした。

彼のコメントによると、事故により発送されたブルーレイBoxは、なんと210セットにもおよんだそうで、「よりによって高画質のブルーレイが放送前に発送されてしまうとは」と、本人も大いにショックを受けたという。

「機密扱いのエピソードを手にした210人ものファンが、(ネタばらしをしないでくださいという)私たちの呼びかけを聞いて、内容について一語も発しなかったんです。誰ひとりとしてね。番組関連のウェブサイトでさえ、誰かが口走る可能性にそなえて、コメント欄を閉鎖してくれていました。とても感銘しましたし、謙虚な気持ちになりました。私たち一同、とても感謝しています」

さらに最終話の秘密をファンが守ってくれたご褒美として、番組公式サイトでスペシャルビデオも配信。11代目ドクターを演じるマット・スミスと、10代目のデヴィッド・テナントが、英米で11月に放送予定の50周年記念エピソードについて、撮影現場で語り合うというものだ。役の交代時に初めて会ったときの印象や、役に取り組むときに感じたプレッシャー、そして、50周年記念エピソードに登場する二人のキャラクターの相性などが話題になっている。

これに加えて、シーズン8の製作も発表された。ファンに愛される『ドクター・フー』の快進撃はこれからも続きそうだ。(海外ドラマNAVI)