イギリスで11月23日(土)に放送される『ドクター・フー』50周年記念エピソード。本作には、『エイリアン』『ミッドナイト・エクスプレス』『エレファント・マン』『裏切りのサーカス』など、数々の映画で有名なジョン・ハートが出演することがすでに知られているが、そのジョンが演じるキャラクターの正体が判明したようだ。

(以下は、シーズン7最終話と50周年記念エピソードのネタばれを含むので注意!)

イギリスで5月に放送を終えたシーズン7の最終話で、ジョンはすでに顔を出しており、「ドクター」としてテロップで紹介された。また、現在ドクターを演じるマット・スミスが、今年を最後に降板することが発表されて以来、新たなドクターを誰が演じるのか憶測が駆け巡っている。

そんななか、チャールズ皇太子夫妻が先日、本作の撮影スタジオを訪問した際、衣装デザイナーのハワード・バーデンは"ダークなドクター"となるジョンの役柄について、次のように説明した。「ポール・マッガン(8代目ドクター役)とクリストファー・エクルストン(9代目ドクター役)の間には年月のギャップがあって、肉体の再生を私たちは目にしていません。ジョン・ハートはそのギャップを埋める役となります。彼は過去のドクターであって、未来のドクターではないんです」と。

バーデンの言うとおり、8代目ドクターがTVムービーに登場した1996年から、9代目ドクターが登場した2005年まで、およそ10年の空白期間がある。ジョンはその空白に意味を与えるキャラクターとなるようだ。

なお、この50周年記念エピソードには、10代目ドクターを演じたデヴィッド・テナントと、ドクターの旅仲間(コンパニオン)であるローズ・テイラー役を演じたビリー・パイパーも出演することになっている。話題が次々と提供される『ドクター・フー』の50周年記念エピソードに、ファンの期待はますます高まっているところだ。(海外ドラマNAVI)