◆2013コミコンにキャストが勢ぞろいして会場を盛り上げた
7月18日(木)、米サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International)にて番組のイベントが開催され、主要キャストらが勢ぞろいした。今季、最終シーズンを迎える『デクスター』に別れを告げようと、実に多くのファンが会場最大のイベントホールに詰めかけた。
登壇したのは、マイケル・C・ホール(デクスター)、ジェニファー・カーペンター(デボラ)、デヴィッド・ザヤス(バティスタ)、イヴォンヌ・ストラホフスキー(ハンナ)、デズモンド・ハリントン(クイン)、エイミー・ガルシア(ジェイミー)らキャストや製作陣。ローレン・ヴェレス(ラゲルタ)やジュリー・ベンツ(リタ)、エリック・キング(ドークス)などシリーズ途中で降板した面々も姿を現すと、会場は大いに沸いた。
笑いの絶えないイベントだったが、ファンとの別れを惜しむあまりにキャストが感傷的になる場面も。ジェニファーは涙ぐみ、「ファンのみんなとの関係は本物だった。撮影が終わったことを一緒に今ここで実感したい」と思いを伝えると、マイケルは、「ここに集まったのは、みんなに会うため」と感極まった。
最後にファンは総立ちとなり拍手喝采でキャストらを見送った。
◆スマホ向けアプリなど充実したコンテンツを配信中
2009年に発売されたiPad/iPhone専用ゲーム『Dexter the Game』。プレイヤーはデクスターとして彼の車に乗り込み、画面上のボタン操作でマイアミ市街へ。番組プロデューサーが新たに書き下ろしたストーリーに基づいてゲームは進行。番組さながら昼は血痕専門の鑑識官として殺人事件の捜査にあたり、夜は連続殺人鬼として獲物を追う。1100以上ものセリフは全てマイケル・C・ホール(デクスター)本人の音声。番組内の音楽も全て使用されているので、雰囲気も十分。
2012年にはバージョンアップした『Dexter the Game 2』が登場。iPad/iPhoneのほか、Androidにも対応し、ビジュアルやサウンドもアップグレード。プレスリリースによると、新たな殺人鬼や事件を投入することで長時間遊べるゲームに改良された。主演のマイケルも開発に密接にかかわったという。
そのほかに、ヨットから死体のポリ袋を海に投げ込んでデクスターの死体遺棄を手伝い、その距離を競うゲームや、意外と難しい(!)間違い探しなど、米Showtimeの公式サイトではパソコンで気軽に楽しめるコンテンツも充実。
◆過去に殺した人たちのデータベース「デクスターのキル・ルーム!誰を、どこで、なぜ、どのように殺したか完全網羅!」
野放しの凶悪な連続殺人犯を殺す瞬間こそがデクスターが"生"を実感する時。彼らはデクスターのために存在していると言っても過言ではない。彼らが番組で最も重要な存在であることの裏付けとして、デクスターが"ハリーの掟"に従って殺した獲物の血液サンプルを大切にコレクションしているように、米Showtimeの『デクスター』公式サイトには、デクスターがこれまでに殺した全ての殺人犯のデータベースが公開されているのだ。
このデータベースでは、殺人犯のプロフィールから最後の言葉、さらにデクスターの動機から獲物の追跡方法、殺害場所、死体処理の方法までが克明に記されている。人気俳優や大物俳優がゲストとして演じている各シーズンの主要犯罪者に至っては、デクスターが下した審判を音声で、最期の瞬間(※米国内でのみ視聴可)を映像で再確認することができる。まさに完全無欠のデータベースだ。