ベネディクト・カンバーバッチ、大女優メリル・ストリープとの共演は大変!?

今年、5本もの新作映画に出演し、まさに今が旬の俳優ベネディクト・カンバーバッチが、映画『August:Osage County(以下:August)』で大女優メリル・ストリープと共演したことについて、想像以上に大変だったと語っている。

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『August』は、謎の自殺を遂げた父親の葬儀のため、生まれ育った家に集まった三姉妹と、癌を患う母親、そして参列者たちの間で巻き起こされるさまざまな諍いを描いたブラック・コメディ。長女バーバラ役を演じるジュリア・ロバーツと、母ヴァイオレット役を演じるメリル・ストリープという、二人のオスカー女優が共演する話題作で、トレイシー・レッツが手がけたピューリッツァー賞とトニー賞を受賞した同名の戯曲が原作となっている。

ベネディクトは、本作でヴァイオレットの甥チャールズ役を演じているが、メリルとの共演について、「メリルは並外れているよね。彼女と共演していて一番大変なのは、実は自分の演技をすることなんだ。ただ座って、彼女の演技を見ていたくなってしまうんだよ。観客になりたくなる」と、"よい意味で"苦労したと振り返っている。

さらには、「メリルの想像力は底なしで、10時間に及ぶ撮影の後でも新しい何かを見つけてみせるんだ。すでに完璧に見えるのに、(そのシーンについて)まったく違う解釈や、表情、表現をするんだ。見ていて本当に素晴らしかったよ。メリルはとても自由で...、それが彼女の秘密なんじゃないかと思うよ」と語っており、大女優でありながら、型にとらわれないメリルに圧倒され通しだったようだ。

本作には、他にも次女アイヴィー役としてジュリアンヌ・ニコルソン(『LAW & ORDER クリミナル・インテント』)、三女カレン役としてジュリエット・ルイス(『ザ・ファーム 法律事務所』)、バーバラの夫ビル役としてユアン・マクレガー(映画『スター・ウォーズ』シリーズ)など、豪華キャストが勢ぞろいしている。監督はジョン・ウェルズ(『シェイムレス 俺たちに恥はない』)、製作にはジョージ・クルーニー(映画『ゼロ・グラビティ』)が名を連ねている。

『August:Osage County』は全米にて、12月25日(水)より公開予定。日本での公開は今のところ未定。(海外ドラマNAVI)


Photo:ベネディクト・カンバーバッチ